最終更新日:2019年04月12日

カードローンの審査が甘いかは成約率で分かる?契約難易度の目安になる5つの判断基準

カードローンの審査、不安ですよね?

とくに、はじめて申し込みをする方や、一度審査に落ちてしまっている方は審査結果が出るまで落ち着かないのではないでしょうか?

また、スマホから簡単に申し込みができるカードローンが多いものの、住所や勤務先などを入力して、必要書類を提出してというのはやはり手間です。

審査に落ちてしまうと、再度、申し込みをするカードローンを選び直して、一から必要事項を入力し直さなくてはいけません。

審査に不安を感じている方が、できるだけ審査が甘いカードローンを知りたいと考えるのは当然のことです。

しかし、残念ですが、誰でも契約ができるような審査が甘いカードローンというのは存在しません。

お金を貸す以上は、どんな金融機関であってもしっかりと審査を行うので、審査基準に達していなければ融資を受けることはできないのです。

ただ、審査基準はカードローンによって異なるので、できるだけ見込みがありそうなところを見つけることはできます。

この記事では、審査に不安を感じている方のために、審査の難易度を見極めるためのポイントを紹介していきます。

審査が甘いカードローンは存在しない?借りられない人の特徴


繰り返しになりますが、どんな人でもすぐにお金を貸してくれるような金融機関というのは存在しません。

審査基準は非公開なので、収入などの具体的なラインは分かりませんが、どのカードローンに申し込みをしても審査に通過できない人もいるのです。

例えば、次の条件に該当する方は、カードローンの審査に通過するのはほぼ不可能でしょう。

【審査基準に関係なく借りられない人】

・働いておらず収入が一切ない
・未成年など融資対象の年齢ではない
・現在、他社への返済を長期延滞している

カードローンは専業主婦への融資もしている一部の銀行を除いては、本人に安定した収入があることが必須条件です。

さらに、未成年への融資も行っておらず、①安定収入、②融資の対象年齢の2点はカードローンを契約するために満たさなくてはいけない最低条件だと言えます。

この2点を満たしていない場合には審査基準の甘い、厳しいに関係なく、融資を受けることは不可能です。

また、過去に返済期日に遅れてしまったことがあったり、債務整理をしたことがあったりする方は信用情報に傷がついており、一般的にはブラックリストに載っている状態と言われます。

ブラックリストに入っている方は、返済のトラブルが過去のことであっても、審査では不利になることを覚悟しなくてはいけません。

ただ、現在は安定した収入を得ていて、返済能力もあるなら、金融機関によっては審査通過の見込みもあるのです。

審査基準の厳しい大手からの借り入れは難しいかもしれませんが、対面審査など独自審査を行っている中小規模の消費者金融からなら借りられるかもしれません。

しかし、今現在も返済に長期間の遅れが出ているという場合には、融資をしてくれる金融機関はないと思ってください。

他社に対する返済が滞っているなら、新たに貸し付けをしたところで返済されないのではと考えるのが普通ですよね。

このような状況の方だとカードローンで借り入れをするのは難しいので、最低条件を満たしてから申し込みをする、まずは延滞を解消するといったことが必要になります。

他の方は融資を受けられる可能性が十分にあるので、次に紹介する審査難易度を見分ける基準を参考にしてカードローンを選びましょう!

審査が甘いカードローンの目安になる5つの判断基準


審査の甘さ、厳しさはネットの口コミなどを参考にしても、いまいち分かりませんよね。

カードローンの審査では様々な項目から総合的な判断が行われるため、「年収が〜万円以上だから通った」、「他社に1ヶ月の返済遅れがあっても大丈夫だった」などの口コミを鵜呑みにしてはいけないのです。

また、審査基準は公開されていないため、もし審査に落ちてしまっても、その理由を教えてくれることはありません。

ただ、金融機関が公開している情報や、カードローンの商品特徴から審査基準の傾向は分かります

審査に不安を感じている方は、以下の5つのポイントに注目してみてください。

【審査基準を判断できる5つのポイント】

①カードローンの成約率が高い
②上限金利が高い
③無利息期間など新規利用者への優遇がある
④最低限度額が低い
⑤新規利用者数が多い

①審査の甘さはカードローンの成約率をチェックする

大手の消費者金融では株主向けのIR情報の中で成約率を公開している会社もあります。

すべての金融機関がデータ公開をしているわけではありませんが、アイフル、アコム、プロミス、レイクALSAの4つのカードローンは成約率を確認することが可能です。

金融機関によって言葉の定義が異なる可能性もありますが、基本的には次のような方法で計算されています。

【成約率の計算方法】

成約率 = 新規契約者数 ÷ 申込者数

成約率は、申し込みをした人の中で、契約まで行った人の割合を示すため、この数字が大きいということは審査に落ちてしまった人の割合は低いということになるのです。

それでは、4つのカードローンの成約率を見てみましょう。

消費者金融4社の成約率

アイフル アコム プロミス レイクALSA
2018年1月 45.8% 42.0% 44.6% 32.0%
2018年2月 45.9% 44.1% 45.9% None
2018年3月 46.5% 43.2% 45.6% None
2018年4月 44.9% 43.4% 46.4% 28.9%
2018年5月 48.2% 46.3% 47.3% None
2018年6月 46.2% 43.8% 45.7% None
2018年7月 45.3% 41.6% 44.6% 29.5%
2018年8月 46.0% 43.7% 46.4% None
2018年9月 46.3% 43.4% 45.9% None
2018年10月 45.9% 45.0% 47.0% 30.8%
2018年11月 45.5% 44.7% 45.9% None
2018年12月 42.8% 43.7% 43.4% None
平均 45.78% 43.74% 45.73% 30.30%

各社の成約率を見てみると、アイフル、アコム、プロミスの3社は概ね45%前後である一方で、レイクALSAだけは30%程度と低い数値です。

この成約率の高い3社であれば、およそ2人に1人は契約できているということになります。

反対に、3人に1人しか契約できていないレイクALSAは避けたほうが良さそうですね。

カードローンの成約率で見るならアイフルかプロミスがおすすめ

各社が公表している成約率のデータを判断基準にするなら、アイフルプロミスの2社がおすすめです。

2018年1月〜12月までの12ヶ月間の平均を計算すると、アイフル、プロミスは45%を超えていますが、アコムは44%に届かない数値となっています。

1%〜2%の差ではありますが、多くの人が契約できているという事実があるので、審査に不安を感じている方はこの2社を最優先で検討すると良いでしょう。

成約率の分母になる申込者数には最低限の条件を満たしていない方、客観的に見て借り入れが難しそうな方も含まれています。

また、審査に通過したものの気が変わって契約をしなかった、金利や限度額が期待はずれで契約しなかったという人も一定数いると考えられます。

そのため、最低限の申込条件を満たしている人が審査に通過した割合であれば50%を超える可能性もあるでしょう。

審査基準が甘くなる月や季節があるって本当?

この記事では2018年の1月から12月までの成約率を表にしていますが、月によって数値が低かったり、高かったりしますよね。

ネットの情報では、決算時期の3月は成約率が上がる、下がるなどと言った噂もありますが本当でしょうか?

そのような噂は、次のような推測を根拠としています。

【決算時期に成約率が上がると言われる理由】

・決算が確定する前にできるだけ多くの新規顧客の獲得を狙っているため
・新年度に向けてお金を使う人が増えるので審査基準を緩めているため

【決算時期に成約率が下がると言われる理由】

・すでに年間目標を達成している場合は無理に新規顧客を獲得する必要がないため

実際のデータを見てみると、3月の決算月の成約率が特別に高いわけではない、ということが分かります。

また、前月と比較して成約率が上がっていても1、2%なので、その月だけ審査基準が甘くなったとも考えにくいでしょう。

お金が必要であれば月や季節に関係なく、カードローンの申し込みをしても問題ありません。

②カードローンの審査は金利が高いほど甘くなる?

「金利」=「審査難易度」と単純に考えることはできませんが、基本的には低金利のカードローンほど審査の基準は厳しくなっていきます。

金利が低いということは、金融機関の立場だと同じ金額の貸し付けをしても得られる利益は少なくなりますよね。

住宅ローンなどの融資金額そのものが大きければ金利が低くても利益になるかもしれません。しかし、カードローンのように少額での利用がメインになる商品だと、低金利での貸し付けは利益率が低くなってしまうのです。

そのため、低金利の融資で貸したお金が返済されない貸し倒れが発生しまうと、高めの金利で貸し付けしているときよりも大きなダメージになってしまいます。

だからこそ、低い金利のカードローンだと厳しく申込者の返済能力をチェックして契約を結ぶ必要があるのです。

一方で、金利が高めのカードローンでは少額の貸し付けでも利益を確保しやすいこと、低金利の金融機関で借りられなかった人の申し込みも多いことなどから、比較的、借りやすいのではと推測ができます。

大手カードローンの金利比較

カードローン 金利(実質年率)
アイフル 3.0% ~ 18.0%
アコム 3.0% ~ 18.0%
SMBCモビット 3.0% ~ 18.0%
レイクALSA 4.5% ~ 18.0%
プロミス 4.5% ~ 17.8%
ちばぎんカードローン 1.7% ~ 14.8%
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン 1.59% ~ 14.79%
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 1.8% ~ 14.6%
東京スター銀行カードローン 1.8% ~ 14.6%
三井住友銀カードローン 4.0% ~ 14.5%
静岡銀行カードローン セレカ 4.0% ~ 14.5%
楽天銀行カードローン 1.9% ~ 14.5%
みずほ銀行カードローン 2.0% ~ 14.0%
イオン銀行カードローン 3.8% ~ 13.8%
J.Score 0.8% ~ 12.0%
三井住友カード ゴールドローン 3.5% ~ 9.8%

囲内での融資となります。

利息制限法では、上限金利を年20.0%としているため、金融機関や借入金額に関係なくこの利率を超えての貸し付けは違法となるのです。利息制限法などの法律によって金利の上限が決められているため、金利が高いと言ってもすべて法定利息の範囲となります。

金利で判断するならアイフル、アコムがおすすめ

大手の消費者金融、メガバンク、ネットバンク、信販会社まで複数のカードローンの金利を確認すると大手の消費者金融の方が高めの設定だと分かります。

カードローンは上限金利と下限金利の範囲内で適用される金利が決まりますが、取り引きの実績がないはじめての利用だと上限金利での契約となると思ってください。

そのため、上限金利が低い銀行カードローンは契約できればお得ですが、その分、それなりの審査基準になるのです。

大手の消費者金融であるアイフル、アコム、SMBCモビット、レイクALSAの4社は上限金利18.0%ですが、SMBCモビットの成約率は非公開ですし、レイクALSAは他社よりも成約率が低いことが分かっています。

金利が高いと損をすると思うかもしれませんが、少額の借り入れで短期間で返済するケースでは大きな負担の差にはなりません。

審査が不安な方が、金利の設定も加味してカードローンを選ぶのであればアイフルアコムのどちらかが良いでしょう。

③無利息期間など新規利用者へのキャンペーンがあるかどうかチェックする

審査が甘いカードローンを探している方は、各社がどれだけ積極的に新規顧客を獲得しようとしているかを見ると良いでしょう。

分かりやすいのが新規利用者をターゲットにした無利息期間キャンペーンです。

カードローンは1日単位で利息が発生するのですが、無利息キャンペーンが適用されている期間中は利息0円となります。

必要なときにお金を借りられ、一括払いではなく、リボ払いになるため1ヶ月の返済金額が小さい点がカードローンメリットですが、やはり、多くの方がはじめての契約にはハードルを感じています。

そこで、新規顧客に対しては一定期間金利が0円となる無利息キャンペーンを用意することで、はじめの一歩を後押ししているのです。

実際、カードローンを利用する側としても金利が発生しない期間があるとお得なので、はじめての利用は無利息期間がある会社でお金を借りると良いでしょう。

無利息期間があるカードローン

カードローン 無利息日数 適用条件
アイフル 初回契約の翌日から30日間 アイフルとはじめて契約する方
アコム 初回契約の翌日から30日間 アコムとはじめて契約する方、返済期日「35日ごと」を選択した方
プロミス 初回借入の翌日から30日間 プロミスとはじめて契約する方、Web明細とメールアドレスを登録した方
レイクALSA 初回契約の翌日から ①180日間 ②30日間 レイクALSAをはじめて契約する方 ①限度額1〜200万円で、借入額5万円まで ②限度額1〜200万円で、借入の全額
ノーローン 初回借入、及び完済翌月の借入の翌日から7日間 ノーローンとはじめて契約した直後の借入、及び完済した翌月の初回借入に適用

はじめての人への優遇キャンペーンの有無で判断するならプロミス

大手の消費者金融には無利息期間のあるカードローンも多いですが、成約率が低いレイクALSA、初回契約者以外でも無利息期間を利用できるノーローンは除外して良いでしょう。

そうすると、アイフル、アコム、プロミスの3社が残ります。

はじめてカードローンを利用する顧客を積極的に獲得しようとしているという点では、この3社の中ならどの消費者金融を選んでも良いと思います。

ただ、無利息期間の内容まで比較すると、3社の中ではプロミスがおすすめです。

他社は契約の翌日から自動的に無利息期間がスタートしてしまいますが、プロミスははじめて借り入れした翌日からの開始になります。

プロミスなら、契約した後、いつ借りてもしっかりと30日間の無利息期間が適用されるのです。

④最低限度額の低さから審査の甘いカードローンを判断する

カードローンの最低限度額は1万円と10万円の場合があります。

10万円〜となっていると、最低でも10万円以上の金額で契約しなくてはいけませんが、10万円未満でも契約できた方が審査のハードルは低いでしょう。

また、毎月返済しなくてはいけない最低金額もカードローンによって異なります。

基本的には借入残高が多ければ、最低返済金額も多くなりますが、金融機関によってその額は違うのです。

最低返済金額が小さければ、それだけ借り入れのハードルが低いと考えることができます。

そのため、審査が不安な方は、できるだけ毎月の返済金額も小さいカードローンを選ぶという方法もあるのです。

10万円を借りたときの最低返済金額と、契約できる限度額は以下のようになっています。

カードローンごとの最低限度額と返済金額

カードローン 限度額 最低返済金額
プロミス 1万円〜500万円 4,000円
SMBCモビット 1万円〜800万円 4,000円
レイクALSA 1万円〜500万円 4,000円
アイフル 1万円〜800万円 5,000円(サイクル制)/4,000円(約定日制)
アコム 1万円〜800万円 5,000円
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック 10万円〜500万円 1,000円
三井住友銀行カードローン 10万円〜800万円 2,000円
楽天銀行カードローン 10万円〜800万円 2,000円
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン 10万円〜1,100万円 2,000円
イオン銀行カードローン 10万円〜800万円 3,000円
みずほ銀行カードローン 10万円〜800万円 10,000円
三井住友カード ゴールドローン 50万円〜700万円 5,000円+利息

10万円の借入残高がある場合の最低返済金額は、消費者金融よりも銀行カードローンの方が低く設定されている傾向にあります。

ただ、銀行カードローンの契約限度額は10万円からとなっている点に注意してください。

収入が低く、仕事が安定していないという場合には1万円からの借り入れも可能な消費者金融を選ぶと良いでしょう。

⑤審査が甘いかを新規利用者数で判断する

審査の厳しい会社を避けるには、新規で借り入れをしている人が多いカードローンを選ぶと良いでしょう。

カードローンの成約率が載っていた各社のIR情報では、新規顧客数も確認できるので紹介していきます。

ただ、銀行カードローンでは契約者数に関するデータがないため、今回比較するのはアイフル、アコム、プロミス、レイクALSAの4社だけです。

カードローンの利用者数(2018年)

カードローン 新規利用者数(人) 成約率
アイフル 206,057 45.78%
アコム 249,367 43.74%
プロミス 247,672 45.73%
レイクALSA 112,700 30.30%

大手の消費者金融であるアイフル、アコム、プロミスの3社については、2018年は年間20万人以上の新規利用者がいました。

もっとも新規利用者が多かったのがアコムで、それについで、プロミス、アイフルの順になっています。

ただ、アコムに関しては他2社よりも若干成約率が低くなっているので、2つを加味するとプロミスは新規利用者数と成約率のバランスが良いと言えます。

【5項目の総合結果】審査が不安ならアイフルがおすすめ

ここまで、カードローンの審査難易度について5つの項目から見てきました。

色々な判断基準がありますが、もっとも客観的なデータは「成約率」でしょう。

実際にどのくらいの割合の人が契約できているかを知ることができるので、成約率を軸にしながら、他の項目は参考程度に見ると良いと思います。

成約率が分かっているアイフル、アコム、プロミス、レイクALSAの4社を比較すると次のようになります。

5項目による消費者金融の審査難易度の比較

アイフル アコム プロミス レイクALSA
成約率 45.78% 43.74% 45.73% 30.30%
金利 3.0% ~ 18.0% 3.0% ~ 18.0% 4.5% ~ 17.8% 4.5% ~ 18.0%
無利息期間 あり あり あり あり
最低限度額 1万円から 1万円から 1万円から 1万円から
新規利用者数 206,057人 249,367人 247,672人 112,700人

無利息期間があること、最低限度額が1万円からという点は、各消費者金融で違いがありません。

そのため、成約率をもっとも重視して選ぶのであればアイフルが利用しやすいと言えるでしょう。

新規利用者数がアコム、プロミスと比較すると少ない点が気になるという方は、次いで成約率が高いプロミスもおすすめです。

審査が不安なら申し込みの前に事前診断をしよう

申し込みのしやすいアイフル、アコム、プロミスの3社では事前診断によって、借り入れできる見込みがあるかをチェックできます。

年齢や年収などの項目を入力すれば、すぐに借り入れできそうかを診断してくれるのです。

アイフルの事前診断では、年齢、雇用形態、他社借入金額の3つに加えて、雇用形態も加味してくれます。

審査に不安を感じている方は、まずは事前診断をしてみましょう。

事前診断ができる消費者金融

カードローン 成約率 入力項目
アイフル 45.78% ・年齢 ・雇用形態 ・年収 ・他社借入金額
アコム 43.74% ・年齢 ・年収 ・他社借入金額
プロミス 45.73% ・生年月日 ・年収 ・他社借入金額

銀行カードローンは審査基準が厳しめ!金融機関別の審査難易度

5つの観点から審査の難易度について説明をしてきましたが、全体的な傾向として言えるのが銀行カードローンの審査の厳しさです。

これまで消費者金融の貸し付けに対する法規制は積極的に行われてきましたが、銀行のカードローンに対する規制はあまりありませんでした。

そのため、銀行カードローンの利用者数が急激に伸びた一方で、返済能力の調査が不十分な状態での貸し付けが増えていることが問題になっていました。

そのような背景があって、徐々に銀行カードローンの審査は厳格化していき、2018年1月からは警察庁のデータベースでの照会を行うようになりました。

照会手続きを導入した目的は反社会勢力へ資金が流れることを防止するためですが、これにより審査結果が出るまでに最短でも1営業日以上が必要になり、即日融資が全面的に不可になったのです。

他にも自主規制の範囲では、「総量規制対象外」を全面に出した広告の停止、保証会社による審査の適切性のチェック、一部の銀行の専業主婦への融資取り止めなどの変化がありました。

銀行カードローンの審査は消費者金融よりも厳しい?

銀行の業務はカードローンだけではないため、過度に貸付金額を増やす必要はありません。

消費者金融であっても審査はしっかりと行われますが、2018年以降は銀行カードローンの審査のハードルは一層上がっていると考えた方が良いでしょう。

実際の審査基準は公開されていませんが、一般的には次のような順番で審査難易度は上がっていくと言われています。

【金融機関ごとの審査難易度の傾向】

①銀行カードローン > ②信販系カードローン > ③消費者金融

中には、信販系カードローンの「三井住友カード ゴールドローン」のように銀行カードローン以上に低金利の上、契約限度額が50万円からという商品も存在するため一概には言えませんが、全体の傾向として覚えておくと良いでしょう。

また、同じ種類の金融機関であっても、会社の規模が異なると融資対象も変化すると推測できます。

例えば、同じ消費者金融でも、会社の規模が小さい方が審査のハードルは低いと考えられます。

中小規模の消費者金融の審査は甘い?

中小規模の消費者金融は大手と同じ顧客を取り合っても利便性や利息などでは負けてしまう可能性が高いでしょう。

そのため、大手からの借り入れができなかった人も融資対象にして審査を行います。

中小規模のカードローン会社であっても審査はしっかりと行うため、他の会社への返済が滞っていたり、十分な収入がなかったりする場合には審査に通過することはないでしょう。

ただ、現在の借り入れや収入の状況を見て融資可能だとされれば、他社借入が多かったり、過去に返済トラブルがあったりしても借りられる可能性があるのです。

融資できる人物かは時間をかけて判断する必要があり、金融機関によっては審査に数日かかる、対面での審査が必要、必要書類が多いといったケースもあるので事前に確認した方が良いでしょう。

また、利息制限法の範囲内ですが、大手の消費者金融の金利よりも高めだったり、契約限度額が小さかったりというデメリットもあります。

中小消費者金融のカードローン

カードローン 限度額 実質年率
フクホー 最大200万円 7.30% ~ 18.00%
フタバ 最大50万円 14.959% ~ 17.950%
ライフティ 最大500万円 8.0% ~ 20.0%
スカイオフィス 最大50万円 15.0% ~ 20.0%
アロー 最大200万円 15.00% ~ 19.94%

銀行カードローンの審査は消費者金融が行なっている?

銀行カードローンには保証会社がつくため、申込者の審査は銀行ではなく、保証会社をしている消費者金融やクレジットカード会社が行うことが多いです。

ただ、保証会社である消費者金融と同じ審査基準が適用されるわけではありません。

審査基準は銀行によって違いますし、銀行カードローンの自主規制の流れの中で、以前よりも密接に保証会社とのコミュニケーションを取るようになってきています。

保証会社は、延滞していて契約者に支払能力がないと判断されたときには、銀行に対して代わりに返済を行います。

これを「代位弁済」と言うのですが、代位弁済の総額が増えると保証会社の経営には大きなダメージになるでしょう。

自社で行なった貸し付けとは違い、利息による利益がないということもあって、保証会社の審査ではより厳しく、融資の可否を判断するのです。

次のような銀行カードローンでは、消費者金融が保証会社をしています。

消費者金融が保証会社の銀行カードローン

銀行カードローン 保証会社
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック アコム株式会社
じぶん銀行カードローン
セブン銀行カードローン
三井住友銀行カードローン SMBCコンシューマーファイナンス
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング
宮崎太陽銀行カードローン キャッシュフル アイフル株式会社
海邦銀行カードローン アイカードくじらくん
南日本銀行カードローン WAZZECA アイフル株式会社など

カードローンの審査は甘くない!審査通過のための3つのポイント

金融機関によって審査の基準は違うので、あるカードローンでは融資を断られたが、別のカードローンでは契約ができたということは十分に可能性があります。

ただ、どのカードローンも審査をしっかりと行なっているのは事実です。

審査通過率を上げるためには、誰でも借りられるような審査の甘いカードローンを探すのではなく、自分自身の評価を上げる、または、下げないということの方が重要になります。

まずは、次の3つのポイントを意識してみてください。

①信用情報に傷がついていないかを確認する
②申し込みの前に他社借入件数、残高を減らす
③希望借入金額は必要最低限にする

信用情報に傷がついていないかを確認する

カードローンは、属性情報と信用情報の2つを利用して審査を行います。

属性情報と信用情報

属性情報 信用情報
・年齢 ・年収 ・職場 ・雇用形態 ・勤続年数 ・居住形態 ・同一生計の家族数 など ・カードローンの契約状況 ・カードローンの利用実績 ・クレジットカードの契約状況 ・クレジットカードの利用実績 ・割賦販売(分割払い)の契約状況 ・割賦販売(分割払い)の利用実績 など

カードローンの申し込みで入力する項目が属性情報に該当し、信用情報とは、現在のカードローンなどの契約状況と過去の利用状況を言います。

過去に返済を延滞していると信用情報に登録があり、新たにカードローンの申し込みをしても審査に落とされてしまう可能性が高いです。

ただ、信用情報は登録が削除されるまでの期間が決まっているため、一定年数が経過すれば徐々にデータは消えていきます。

データの保有期間は信用情報機関、登録内容によって異なりますが、債務整理をしても5年間〜10年間以内で情報は削除されるのです。

また、長期延滞の場合は、延滞中はずっと登録されるため、まずは延滞している状況を解消しましょう。

信用情報に長期延滞、債務整理、強制解約などのマイナスの評価になる情報が登録されている場合には無理に申し込みをしない方が良いでしょう。

短期間の延滞は信用情報には記載されないケースもあるので、心当たりがある方は信用情報機関で開示手続きをしてみてください。

申し込みの前に他社借入件数、残高を減らす

カードローン会社が信用情報機関に申込者の照会をすると、現在の他社借入状況も把握することができます。

審査では他社からの借入件数、契約額、借入残高が多いほど不利になります。

とくに消費者金融は総量規制の対象なので、他社借入も含めて申込者の年収の3分の1を超える貸し付けにならないように細心の注意を払います。

収入は同じでも、他社借入があると返済に当てるお金が必要になり、返済能力は低くみられるのです。

借入件数が多いとお金に困っている印象も与えてしまうので、新しくカードローンを申し込む前に可能な限り、他社借入件数、借入残高を減らしておくと良いでしょう。

すでに利用しているカードローンがあるなら、新規契約をするのではなく、増額申請によって借入枠を増やすという方法もあります。

複数社から借りると返済の管理も面倒ですし、少額融資は1社1社の金利を下げにくいというデメリットもあるのです。

希望借入金額は必要最低限にする

カードローンは契約限度額が上がると、適用される金利は下がる傾向にありお得です。

また、万が一のことも考えて、できるだけ高い限度額で契約したいと考える人も多いでしょう。

しかし、希望する借入金額が大きくなると、それだけ審査の基準は厳しくなるのです。

とくに、これまでカードローンを利用したことがない方だと取引の実績がないため、基本的に大きな金額を借りることはできません。

その場合は、まずは契約をして利用実績を作り、後で増額申請によって契約限度額を上げてください。

収入によっても限度額の決定基準は変わりますが、遅れなく返済をしていれば金融機関側から増額の案内が届くこともあります。

審査の甘さを謳っているのはヤミ金の可能性が高いので注意

もし審査の甘さを謳っているカードローンがあれば、それはヤミ金の可能性が高いので注意してください。

カードローンの広告については、日本貸金業協会、全国銀行協会などがガイドラインを設けているため、正規の業者であれば審査が甘いと宣伝することはありません。

もし、そのような文言を使って融資を勧める業者がいれば、ヤミ金だと考えて近づかないようにしましょう。

ヤミ金は、法定利息を超えた金利で貸し付けを行うだけでなく、債務者に他社からの借金を強要して無理やりお金を作らせる、家族や同僚に返済を迫る、脅しや暴力を利用するなどの違法な取り立て行為も行います。

一度ターゲットにされてしまうと、完済した後でもトラブルに巻き込まれる危険性があるので、ヤミ金からは絶対に借りてはいけないのです。

【まとめ】カードローンの審査は誰でも借りられるほど甘くない!

成約率などのデータを元にすれば、金融機関ごとの審査難易度を推測することは可能です。

しかし、どの金融機関であっても、返済ができないような状態の人にお金を貸すことはありません。

例えば、現在も延滞しているような方であれば、申込先に関係なく融資を受けるのは難しいでしょう。

延滞している期間はずっとその記録が信用情報に残り続けるため、まずは延滞を解消すべきです。

もし他社への返済のためにお金を借りようと思っているのであれば、返済専用のおまとめローンを利用したり、債務整理によって借金自体を減らしたりした方が賢明です。

借金で借金を返済しても自転車操業になり、近いうちに取り返しのつかない状況になってしまうかもしれません。

また、審査が甘いと謳い他社で融資を断られた人をターゲットにしているヤミ金も存在するので注意してください。

はじめてのカードローン申し込みで審査が不安、アルバイトで収入が多くないので不安という方は、アイフルなどの消費者金融の事前診断を利用して、申し込みをする前に融資の見込みがあるかをチェックすることをおすすめします。

カードローンの審査は甘くはないですが、過度に不安を感じる必要もありません。

この記事で紹介したポイントを参考にしながら、申し込みがしやすそうなカードローンを選びましょう。