最終更新日:2019年04月19日

カードローンの金利計算方法|返済金額を左右する3つのポイントとは?

カードローンの利用を検討している方の中には、

「金利や利息の意味がイマイチ理解できていない」

「どうやって利息の計算がされているのか分からない」

「金利とか、実質年率とか似たような言葉が多くて混乱している」

という人もいるのではないでしょうか?

カードローンは比較的、少ない書類で申し込みができ、即日融資も受けられるため非常に便利ですが、お金を借りる以上は利息の計算方法、利息や金利といった言葉の意味をしっかりと理解した上で使いたいですよね。

カードローンには難しい用語、似た言葉がたくさん出てくるので分かりにくい部分もあるのですが、基本的な利息の計算方法、利息の仕組みを理解すれば、より安心して借り入れができるでしょう。

今回は、カードローンの利息計算方法、押さえておきたい用語、返済金額を小さくするコツについて説明していきます。

カードローンの金利を計算する方法

はじめに、カードローンの金利(利息)を計算する方法を紹介します。

式自体はシンプルであり、以下の計算でいくらの金利が発生するのかを算出することが可能です。

【カードローンの金利(利息)計算式】

元金(円) × 実質年率(%) ÷ 365(日) × 借入日数 = 金利(利息)

「いきなり知らない用語が出てきた!」という方は、式を分解していくともっと分かりやすくなるでしょう。

「元金 × 実質年率」という部分は、「○万円を借りたときに1年後に増えている負担額」だと考えてください。

例えば、10万円を実質年率20.0%で借りたら、1年後には2万円の利息が発生することになります。

そのため、1年後には元金の10万円に利息の2万円を足して、合計12万円を支払うことになるのです。

ただ、カードローンは1年(365日)後にいっきに返済するわけではないので、1日あたりだとどのくらいの利息になるかを計算していきます。

だから、「元金 × 実質年率 ÷ 365」で1日あたりの利息に直しているのです。

そして、最後に、お金を借りていた日数をかけることで「○万円を△日間借りたときの利息」を求めることができます。

もし、5万円を実質年率20.0%で借り、30日後に完済するとしましょう。

その場合、

5万円 × 20.0%(0.2) ÷ 365日 × 30日 = 821円

なので、30日後には50,821円を支払えば完済となります。

他にも、いくつかのケースで、上の式をもとに利息を計算してみました。

カードローンの利息計算の具体例

元金 実質年率 借入日数 利息 ※
10万円 年18.0% 30日 1,479円
10万円 年10.0% 30日 821円
10万円 年10.0% 15日 410円
20万円 年18.0% 30日 2,958円
30万円 年18.0% 30日 4,438円

※ 利息の一円未満は切り捨てで計算をしています。

いかがでしょうか?

たとえ10万円を借りた場合でも、30日後に増えている利息は1,479円だけです。

基本的には、上記の計算式を利用することで自分でカードローンの利息を算出できます。

ただし、実際には、計算結果と返済金額がずれることもあるので注意が必要です。

なぜ、計算通りにいかないことがあるのかを理解するために、まずは、カードローンでよく使われる用語について押さえていきましょう。

カードローンの金利を理解する上で知っておきたい用語

カードローンには、金利と似た意味の言葉がたくさん出てきます。

それぞれの用語の意味と、カードローンの金利、利息を計算する上で知っておきたい言葉についてまとめました。

カードローンの基本用語

用語 同じ意味の言葉 説明
金利(%) ・利率 ・年率 ・年利 ・実質年率 利息の計算に使われる元金に対して何%の手数料が発生するのか示す割合。また、「利息」の意味で使われることもある。
利息(円) ・利子 元金に上乗せして支払う必要がある、借り入れに対する手数料のようなもの。
実質年率(%) ・金利 貸し付けする際の諸々の費用を含んだ金利。消費者金融などの貸金業者には実質年率での表示が義務付けられている。
元金(円) ・借入残高 ・残高 返済が必要な金額のうち、借り入れによって生じた部分。カードローンは、元金+利息が返済金額となる。

同じ意味のことでも、言葉の一つひとつを比べると細かな違いはあります。

例えば、「金利」は1年間の割合で表すときは「年利」、「実質年率」と一緒だと考えて良いですが、1ヶ月の割合では「月利」、1日の割合では「日歩」と言い、まったく異なるものになるのです。

似た意味の言葉が出てくると分かりにくくなるので、ここからは、誤解が生まれなさそうな部分に関しては次のように言葉を統一して説明していきます。

●金利 :利息を計算するのに使用する割合。パーセントで表示する。

●利息 :借り入れで発生する手数料。

●元金 :金融機関から借りた金額。

カードローンは元金と利息の返済が必要

先ほど、10万円を金利18.0%で借りた場合でも、30日で増える利息は1,479円だと言いましたが、完済するには元金も含めて返済しないといけません。

実際だと、30日後に全額を返済できないケースも多いですよね。

元金が残っている以上、利息は発生するため、返済のスケジュールに遅れが出ると当初の予定よりも多くの利息を支払う必要があります。

記事の後半で説明しますが、カードローンはリボ払い、つまり分割での返済になるので1ヶ月に返済しないといけない金額は大きくなりにくいのが特徴です。

ただ、だからといって安心していると、どんどん利息が増えて、なかなか元金を返済しきれないという状況に陥ってしまうかもしれません。

カードローンの金利は幅を持たせて記載されることが多い

消費者金融や銀行の公式サイトを見ると分かりますが、金利は○○%〜△△%のように幅を持たせた形で記載されるケースが多いです。

なぜ、このような表記がされるかというと、実際に適用される金利は審査によって決定されるためです。

例えば、金利が3.0%〜18.0%なら、どんなに高くても18.0%、どんなに低くても3.0%までということになります。

○○%〜△△%のような形で記載されている場合、○○%を下限金利、最低金利、△△%を上限金利、最高金利と言うこともあります。

また、金融機関によっては「◻︎◻︎%」と幅のない、1つの金利が適用されるようなカードローンもあります。

カードローンの利息は日割りで計算する

カードローンでお金を借りたときに発生する利息は、1日単位で増えていきます。

金利の表記は年率ですが、1年未満の日数であれば日割り計算によって利息が返済金額に加算されることになるのです。

あまりないケースですが、借りたその日のうちに全額を返済した場合には一切利息は発生しません。

一時的にお金が必要だけど、すぐに返済できそうという方はできるだけ早めに支払いをした方が良いでしょう。

また、返済方法によっては実際に入金されるまでに時間がかかってしまうこともあります。

例えば、銀行振込では金融機関の営業時間外の依頼は、翌営業日の取り扱いとなる可能性が高いです。

利息は1日分の差ですが、できるだけ利息を節約したいという方は入金されるタイミングについても注意しましょう。

一緒に覚えておきたい金利に関連する用語

カードローンの金利に関する用語は他にもあるので、余裕がある方は以下の言葉も一緒に覚えておきましょう。

カードローンの金利に関する用語

用語 説明
固定金利 契約期間中に適用される利率が変わらないタイプの金利。金融情勢に関係なく金利が固定なので、返済計画が立てやすい反面、金融商品の金利が下がっているような状態でも変わらない点はデメリットになる。
変動金利 契約期間中であっても適用される利率が変動する可能性があるタイプの金利。金融情勢によって金利が変わることがあり、契約時の適用金利よりも下がる可能性も、上がる可能性もある。銀行のカードローンに多いが、必ずしも金利が変更されるわけではない。
単利 元金のみを対象とする利息の計算方法。基本的に、カードローンの金利は単利で計算される。
複利(重利) 元金と利息の合計を対象とする利息の計算方法。生命保険の契約者貸付という制度でお金を借りる場合には複利によって利息が計算されることが多い。利息に対しても利息が発生するため、雪だるま式に返済金額が増えてしまうこともある。
遅延利率 カードローンの返済期日に間に合わなかった場合に適用される金利。また、遅延利率が適用されたことによって発生した利息を、遅延利息、遅延損害金と言う。遅延利率は、もともと適用されていた金利の1.46倍までという制限がある。

カードローンには固定金利だけでなく、変動金利の商品もありますが、あまり気にする必要はありません。

借入金額がとても高額になるような住宅ローンなどの場合には、金融情勢がどうなるのかを考えながら固定金利か、変動金利かを選んだ方が良いでしょう。

ただ、カードローンの場合にはあまり高額な借り入れにはならないため、金利の変動による影響は小さいのです。

また、単利か、複利かについても、基本的にカードローンの利息は単利で計算されるため気にする必要はありません。

一例ですが、100万円を金利15.0%で借りた場合、3年後には45万円(100万円×0.15×3)の利息が発生します。

一方で、複利で計算した場合には、約52万円の利息になるのです。

これは利息の発生を1年ごとで考えた場合ですが、1日単位で計算にすると、より大きな利息になるので注意してください。

カードローンの利息を左右する3つのポイント

ここで、カードローンの利息計算式を振り返ってみましょう。

【カードローンの金利(利息)計算式】

①元金(円) × ②実質年率(%) ÷ 365(日) × ③借入日数 = 金利(利息)

この計算式を見ればカードローンの利息をできるだけ節約する方法が分かります。

利息を左右するポイントは、①元金、②実質年率、③借入日数をいかに小さくできるかです。

不要な借り入れはせずに元金を小さくする

元金が大きいほど利息も大きくなるので、お金を借りるときはできるだけ必要な金額だけを借りることが重要です。

カードローンは限度額の範囲内であれば好きな金額を借りられますが、不要な金額までも引き出してしまうと、その金額についても利息が発生してしまいます。

また、ローンカードを使ってATMからお金を借り入れする場合には、どの金融機関のATMを利用するかによって引き出せる最小単位が異なるので注意が必要です。

できるだけ必要な額ぴったりを借りるなら、千円単位での金額指定ができた方が便利でしょう。

元金の違いが、どのくらい利息に影響するのかを金利18.0%、30日間の借り入れという条件で計算してみました。

元金によるカードローンの利息の違い

元金 利息 支払総額
10,000円 147円 10,147円
20,000円 295円 20,295円
30,000円 443円 30,443円
50,000円 739円 50,739円
100,000円 1,479円 101,479円

※アイフルの返済シミュレーションによる返済金額をもとに算出した数値です。

元金が高額だと、短期間であっても利息の負担は大きくなってしまいます。

ATM手数料がかかる場合には、こまめに引き出し過ぎるのも問題ですが、本当に必要な金額だけを引き出して、安易に借入金額を増やさないようにすることは重要です。

実質年率はできるだけ上限金利が低いカードローンを選ぶ

カードローンの金利は幅がありますが、基本的には上限金利が適用される可能性が高いと思ってください。

とくに、はじめてカードローンを使う場合には金融機関からの評価が低くなります。

カードローンの審査では、年収の高さや安定性などに加えて、信用情報もチェックされます。

信用情報にはこれまでのカードローンやクレジットカードの利用実績が登録されているため、返済のトラブルなかったということは取引実績として評価されるのです。

そのため、年収があまり高くない、取引実績が少ないという方は上限金利を見て、カードローンを比較することをおすすめします。

また、消費者金融などの貸金業者の金利は法律(利息制限法)によって、上限金利に規制がかけられています。

法律による上限金利の規制

元金 上限金利
10万円未満 年20.0%まで
10万円以上100万円未満 年18.0%まで
100万円以上 年15.0%まで

貸金業者は必ずこの上限金利以下で貸し付けをしているので、金額、金融機関に関係なく年20.0%超の金利が適用されることはありません。

もし、利息制限法に違反している場合には、超過分の利息に関しては法律上は無効であり、支払いをする義務はありません。

また、法定金利を超えて貸し付けをしている金融機関は行政処分、刑事罰の対象にもなります。

以前は、出資法という法律の上限金利である年29.2%以下での貸し付けが行われていたこともありました。

年20.0%〜年29.2%の間の金利はグレーゾーン金利と呼ばれていますが、2010年に改正貸金業法が施工されたことで、現在では年20.0%を超えた融資は行われていません。

では、適用される金利によってどのくらい利息に差が出るのでしょうか?

元金50万円を1年間で完済する場合を想定して、利息を計算してみました。

金利によるカードローンの利息の違い

金利 利息 支払総額
年18.0% 50,074円 550,074円
年15.0% 41,544円 541,544円
年7.7% 21,092円 521,092円
年4.7% 12,814円 512,814円
年3.0% 8,157円 508,157円

※アコムの返済シミュレーションによる返済金額をもとに算出した数値です。

多くの消費者金融は上限金利18.0%程度のことが多いですが、50万円を1年間で完済した場合の利息は約5万円となります。

同じ元金、返済期間でも金利が3.0%なら利息は約8千円とかなり小さくなりますね。

利息制限法によって元金が大きくなると上限金利は下がるようになってはいますが、まとまった金額を借りたい場合にはできるだけ金利が低い商品を検討した方が良いでしょう。

元金が多くなる場合は他のローン商品を検討する

カードローンの金利は、他のローンと比較すると高めだと言われています。

下限金利だけを見ると必ずしもそうとは言えないのですが、高額融資を希望しているケースではできるだけ上限金利が低い別のローンを検討しても良いです。

例えば、借入金額が数百万円、数千万円になることも多い住宅ローン、自動車ローン、土地などの担保を入れる不動産担保ローンであればより低金利になるでしょう。

借り入れの目的が明確で、まとまった金額が必要な場合には、それらのようなローン商品が向いています。

限度額の増額、もしくは適用金利の変更を申請する

カードローンの審査に通過したタイミングで、適用される金利、契約できる限度額も通知されます。

カードローンは契約限度額が大きくなると、適用される金利は低くなる傾向がありますが、契約後でも、限度額を増額したり、金利を下げたりといったことは可能です。

契約内容の変更には審査が必要ですが、借り入れ、返済の実績を積んだり、年収などがアップしたりしていれば、より有利な条件に変更できる可能性が高いでしょう。

早期完済を心がけ借入日数は短くする

必要な金額が決まっていると、借りる金額を減らすことは難しいですし、適用される金利も自分でコントロールすることはできません。

一方で、最終的な利息を左右する要素のうち、もっとも自分で管理しやすいのが借入日数です。

借入日数が長くなると、それだけ利息が発生する回数が増えてしまうため、支払総額は大きくなります。

50万円を金利18.0%で借りた場合で、返済期間による利息の違いを計算してみました。

返済期間によるカードローンの利息の違い

返済期間 利息 支払総額
6ヶ月 26,571円 526,571円
12ヶ月 50,064円 550,064円
18ヶ月 74,180円 574,180円
24ヶ月 99,111円 599,111円
36ヶ月 140,981円 640,981円

※アイフルの返済シミュレーションによる返済金額をもとに算出した数値です。

同じ元金、同じ金利であっても返済期間が長くなると、それだけ利息が増えてしまうことが分かりますね。

カードローンは分割払いによって1ヶ月あたりの負担を小さくできますが、返済期間に余裕を持ちすぎると最終的な利息の負担は増してしまっているのです。

カードローンを早期完済するためには、できるだけ早めに元金を減らしていくことを心がけましょう。

カードローンは最低支払金額で返済計画を立てない

カードローンを利用したときに1ヶ月に支払う金額は金融機関によって計算方法が異なります。

「少なくても〜円は返済してください。」という金額を最低返済金額(最低支払金額)と呼ぶこともあり、この金額を超えていれば、多めに支払う分には問題ありません。

10万円を借りているケースでは、アイフル、アコム、プロミス、SMBCモビットの4社と大手の銀行カードローンでは、次のような最低返済金額になります。

大手消費者金融4社の最低返済金額(10万円を借りている場合)

消費者金融 最低返済金額 計算方法
アイフル 5,000円(サイクル制)4,000円(約定日制) 10万円以下の借り入れの場合返済日が35日サイクルのサイクル制だと5,000円、毎月固定の約定日制だと4,000円。
アコム 5,000円 借入残高の4.2%以上(千円未満は切り上げ)
プロミス 4,000円 借入残高の3.61%以上
SMBCモビット 4,000円 10万円以下の場合は4,000円。
楽天銀行スーパーローン 2,000円 10万円以内の場合は2,000円。
イオン銀行カードローン 3,000円 5万円超10万円以下の場合は3,000円。
みずほ銀行カードローン 10,000円 1万円以上50万円以下の場合は10,000円。
三井住友銀行カードローン 2,000円 2千円以上10万円以下の場合は2,000円。
2,000円 借入残高が10万円以下の場合
カードローン「バンクイック」 1,000円 借入利率が年8.1%超だと2,000円。借入利率が年8.1%以下だと1,000円。

ATMやネットバンキングを利用して手動で返済するときは、できるだけ最低返済金額よりも多めに返済することをおすすめします。

また、カードローンの返済方法が銀行口座からの引き落としの場合には、この最低返済金額分しか支払われません。

その場合は、増額返済、随時返済といった方法で、最低返済金額以上を入金すると良いでしょう。

余裕があるときは増額返済・随時返済をする

増額返済とは、最低返済金額よりも多めに入金することを言い、随時返済(繰上げ返済)は毎月の返済に加えて、任意のタイミングで追加での入金をすること言います。

どちらの方法を利用しても、結果に大きな差はなく、多めに支払った分は全額が元金の返済に充当されるため、効率よく返済を進めることができるのです。

ただし、随時返済はカードローンによって扱いが異なる場合もあるので注意してください。

例えば、毎月25日が返済日になっており、お金に余裕があり随時返済をしようと、その月の1日に入金をしたとします。

そのときに、入金額が通常の返済として扱われるか、随時返済として扱われるかはカードローン会社によってルールが異なるのです。

もし、通常の返済として扱われると、同じ月の25日には返済は行われません。

一方で、随時返済の扱いになると、1日に加えて、25日にも返済が行われます。

金融機関や返済方法によって扱いが異なるので、事前に確認しておきましょう。

カードローンの利息を自分で計算するときの注意点

ここまで、カードローンの利息を計算する方法、利息の負担を小さくするコツについて説明してきました。

もし、紹介した計算式を利用して利息を計算したいと思っている方には注意してほしい点があります。

カードローンは利用中に元金が増減することが多い

それは、カードローンは利用中に元金が増減する可能性がとても高いということです。

カードローンの便利な側面でもありますが、契約した限度額の範囲内であれば、自由に借り入れ、返済を繰り返すことができます。

元金が増減すれば、金利は変わらなくても、利息は変わるため当初の計算結果とはズレが生じてしまうのです。

カードローンは月1回の返済によって元金が減少する

まず、カードローンは月に1回の返済日があるため、その時点で元金が減少することになります。

返済金額の中には、利息に充当される分だけでなく、元金に充当される分も含まれるので、徐々に元金は減っていくのです。

「元金(円) × 実質年率(%) ÷ 365(日) × 借入日数」という計算式には返済日に元金が減ることは考慮されていないため、30日超の借り入れでは少しずつ実際の金額とズレていきます。

カードローンは追加借入によって元金が増加する

また、カードローンは途中で借入金額を増やすこともできるため、元金が増加するという可能性もあります。

そして、利息は1日単位で計算されるので、借り入れによって元金が増えた次の日からは、これまでよりも多くの利息が発生することになるのです。

カードローンが便利な理由でもありますが、借り入れ、返済を繰り返すことで利息の計算が複雑になっていくとも言えるでしょう。

消費者金融は無利息期間も考慮しよう

加えて、多くの消費者金融では、はじめてカードローンを利用する方向けに「無利息期間」を用意しています。

一定期間は利息が発生しないため、1ヶ月分の利息を得することになるのです。

そのため、30日間の無利息期間が適用される場合には、6ヶ月で完済しても、利息が発生するのは5ヶ月だけになります。

もし、無利息期間中に完済すると、利息は一切かからないため、元金だけの支払いで完済になりとてもお得です。

無利息期間がある消費者金融

カードローン 金利 無利息期間の適用条件
アイフル 年3.0%〜年18.0% ◾️契約の翌日から30日間 アイフルとはじめての契約で、無担保キャッシングローンを利用する方。
アコム 年3.0%〜年18.0% ◾️契約の翌日から30日間 アコムとはじめての契約で、返済期日「35日ごと」を選択し無担保カードローンを利用する方。
プロミス 年4.5%〜年17.8% ◾️初回借入の翌日から30日間 プロミスとはじめての契約で、申し込み時にメールアドレスとWeb明細を登録した方。
レイクALSA 年4.5%〜年18.0% ◾️契約の翌日から60日間 レイクALSAとはじめて契約する方。 ◾️契約の翌日から180日間 レイクALSAとはじめて契約する方で、借入金額のうち5万円までが対象。

※ レイクALSAの2つの無利息期間は併用することはできません。また、60日間の無利息期間は2019年5月15日までに契約された方が対象の期間限定キャンペーンです。

無利息期間の適用中であっても、返済日を迎えた場合には支払いをする必要があります。

期間内であれば利息は増えませんが、最低返済金額の支払いをしなくてはいけないので、そのことも考慮した上で、カードローンを上手に利用しましょう。

カードローンの利息を計算するなら「返済シミュレーション」が便利

カードローンの利息をできるだけ正確に算出するなら、自分で計算するのではなく、「返済シミュレーション」を利用すると良いでしょう。

カードローンを扱っている金融機関であれば、各社の公式サイトなどで利用することができ、利息がいくらかかるか、毎月の返済金額はいくらか、どのくらいの返済期間になるのかなどをシミュレーションすることができるのです。

カードローンによって、指定できる金額や金利などの条件は違いますが、自分で計算する場合よりも実際の金額に近い値を出すことが可能です。

大手カードローンの返済シミュレーション

どの会社でシミュレーションをしても結果が大きく変わることはないですが、指定できる細かな条件が違うので、できるだけ自分の借り入れイメージに近いカードローン会社で試してみると良いでしょう。

返済シミュレーションの内容

カードローン シミュレーション内容 入力項目
アイフル 毎月の返済金額 ・借入希望金額 ・実質年率 ・返済回数
返済回数 ・借入希望金額 ・実質年率
借入可能額 ・実質年率 ・毎月の返済金額
アコム 毎月の返済金額 ・借入希望金額 ・実質年率 ・返済回数
返済回数 ・借入希望金額 ・実質年率 ・毎月の返済金額
プロミス 毎月の返済金額 ・借入希望金額 ・実質年率 ・返済回数
返済期間 ・借入希望金額 ・実質年率 ・返済回数
借入可能額 ・毎月の返済金額 ・実質年率 ・返済回数
SMBCモビット 毎月の返済金額 ・借入希望金額 ・実質年率 ・返済回数
返済期間 ・借入希望金額 ・実質年率 ・毎月の返済金額

返済シミュレーションの結果が会社によって違う理由

実際に各社の返済シミュレーションを利用してみると分かりますが、指定した借入希望金額、実質年率などは同じであっても少しだけ結果が違うということがあります。

その理由の1つは「返済方式」の違いです。

カードローンを利用するとリボ払い(分割払い)で返済をしていくという点は各社共通ですが、返済金額の決め方が違うとシミュレーション結果も違ってきます。

大手消費者金融の返済方式

消費者金融 返済方式
アイフル 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
アコム 定率リボルビング方式
プロミス 残高スライド元利定額返済方式
SMBCモビット 借入後残高スライド元利定額返済方式

各社の返済方式が似た名称なのでややこしいですが、「リボルビング」、「残高スライド」、「元利定額」のように言葉を分解して考えていくと分かりやすくなります。

リボルビング(リボ)方式とは何?

リボ払いという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、毎回の返済金額が一定になるような分割払いのことを言います。

例えば、毎月の返済金額が1万円だとすると、借りた金額に関係なく毎回1万円ずつを返済していくということになります。

カードローンは各社リボ払いでの返済なので、大きな金額を借りたとしても毎回の支払い金額への影響が小さいというメリットがあるのです。

ただ、同じ金額を返済していくため、元金が大きいほど完済までに年数が必要になってしまう点はデメリットと言えるでしょう。

毎月2万のリボ払いをするイメージ

返済回数 4万円を借りた場合 7万円を借りた場合 12万円を借りた場合
1 20,000円 20,000円 20,000円
2 20,000円 20,000円 20,000円
3 - 20,000円 20,000円
4 - 10,000円 20,000円
5 - - 20,000円
6 - - 20,000円
総額 40,000円+利息 70,000円+利息 120,000円+利息

残高スライドとは何?

まずは「残高スライド」の意味を説明していきます。

カードローンの最低返済金額については先ほど説明しましたが、その金額が残高に応じて変動(スライド)していくというのが「残高スライド」の意味です。

また、「借入後」のような形でどの時点の残高なのかを明確にする場合もあります。

プロミスの場合には、次のような形で毎回の返済金額が借入後の残高に応じて変動していきます。

プロミスの毎月の返済金額

借入後の残高 返済金額(千円未満切り上げ)
30万円以下 借入後残高 × 3.61%
30万円超〜100万円以下 借入後残高 × 2.53%
100万円超 借入後残高 × 1.99%

元利定額返済方式とは?

そして、「元利(がんり)」というのは元金と利息を足したもののことです。

その元利が一定の金額なので、「元利定額」となります。

毎月の支払い金額は一定ですが、元金が減っていくと支払いのうち元金に充当される割合、利息に充当される割合が徐々に変化していきます。

アイフルで10万円を金利15.0%で借りて、6ヶ月間で完済する場合には次のようになります。

元金と利息に充当される割合の変化の例

返済回数 返済金額 元金充当 利息充当
1 18,000円 16,768円 1,232円
2 18,000円 16,940円 1,060円
3 18,000円 17,183円 817円
4 18,000円 17,375円 625円
5 18,000円 17,596円 404円
6 14,312円 14,138円 174円

最終回を除いては毎回一定の返済金額ですが、徐々に元金は減っていくため、元金に充当される割合は増加して、反対に利息に充当される割合は減少していくのです。

定率リボルビング方式とは?

定率リボルビング方式を採用しているカードローンは少ないですが、この方式では一定の割合(定率)をかけることで返済金額が決定されます。

アコムの場合には、契約限度額に応じて定率が決まり、最後に借り入れをしたときの残高に一定の割合をかけて毎回の返済金額が決定されます。

アコムの定率リボルビング方式による返済金額の決まり方

契約限度額 一定の割合
30万円以下の場合 借入残高の4.2%以上
30万円超〜100万円以下の場合 借入残高の3.0%以上
100万円超の場合 借入残高の3.0%以上 借入残高の2.5%以上 借入残高の2.0%以上 借入残高の1.5%以上

※ 契約限度額が100万円超の場合、アコムとの相談で一定の割合が決定されます。

【まとめ】カードローンの利息計算はシミュレーションで!増額・随時返済で利息を節約可能

【カードローンの利息計算式】

元金(円) × 実質年率(%) ÷ 365(日) × 借入日数 = 利息

カードローンの利息は上記の式で計算することができますが、毎月の返済が考慮されていないため、借入日数が1ヶ月以上だと実際よりも高い金額になってしまいます。

より正確に返済金額を調べるのであれば返済シミュレーションを利用しましょう。

すでに申し込みたいカードローンが決まっているのであれば、その会社の公式サイトで具体的な返済金額、利息、返済期間などをシミュレーションすることが可能です。

記事の後半では、返済方式について説明しましたが、「いまいち理解できていない」という方も安心してください。

カードローンは最低返済金額より多い分には好きな額で返済ができるので、どんな返済方式であっても増額返済、随時返済して早期完済を目指すことはできます。

借入日数が伸びると利息は増えてしまうので、できるだけ早めに元金を減らしていき完済しましょう。