最終更新日:2019年07月17日

カードローンのメリット・デメリット|上手に借りるための基礎知識から注意点まですべて解説!

大手の消費者金融や銀行ではカードローンのCMをしているので、利用を検討している人も多いのではないでしょうか?

しかし、名前を聞いたことはあっても、どのようなものなのか良く知らないという人もいると思います。

実は、カードローンは手軽に申し込める反面、利用するにあたってはいくつか注意点もあるのです。

この記事ではカードローンのメリットだけでなく、デメリットまですべて説明していきます。

また、記事の後半ではカードローンのデメリットで失敗しないための対策、カードローンを利用すべきではない人についてもふれています。

これからカードローンの申し込みをしようと思っている方はぜひ参考にしてください。

カードローンのメリット

最初にカードローンのメリットについて確認していきましょう。

カードローンを扱う金融機関には銀行や消費者金融、信販会社などがあり、金融機関の種類、もっといえば商品によって商品の特徴が異なります。

そのため、全てのカードローンにあてはまらないケースもあるので、一般的な特徴だと思って見てください。

①資金使途が自由

カードローンでは資金使途が原則自由なので、どのような目的でも利用することができます。

申し込みをするときには利用目的を申告することがありますが、選択肢でチェックを入れる形が多く、その目的が本当かどうか調べることもありません。

ただし、事業性資金としては利用できないケースが多いので、ビジネス目的で借り入れをしたい場合には、ビジネスローンなど事業性資金として利用可能な旨が明記されているローン商品を選んでください。

また、商品自体の資金使途が自由なので、たとえ当初の予定とは違う目的でお金を借りても問題はないのです。

これが銀行のフリーローン(多目的ローン)や目的型ローンだと、商品によって特定の資金使途があったり、利用目的を確認するための書類が必要だったりします。

資金使途に制限があるローン

ローンの種類 資金使途
フリーローン(多目的ローン) 商品自体に特定の資金使途はないものの、申し込み時に利用目的の申告、利用目的と必要な額を確認できる書類が必要。
目的型ローン 住宅ローンや自動車ローンのように、特定の利用目的にだけ使用できるローン。

フリーローン(多目的ローン)や目的型ローンでは、契約時に何にいくら使うのかを決めておかないといけません。

さらに1つの契約で1つの目的になるため、まったく異なる目的でお金を借りたいときは、その目的の数だけローンを契約する必要があります。

カードローンは資金使途が自由なので、1つの契約で複数の目的のために利用しても大丈夫です。

フリーローン(多目的ローン)とカードローンの違いとは?

フリーローン(多目的ローン)と呼ばれる商品は主に銀行で扱われていて、資金使途が自由な点はカードローンと一緒です。

ただし、申し込みをするときは、お金の使い道に関する書類を提出します。

語学留学する費用を借りたいと思った場合、留学するのに必要な費用が分かるような書類が必要になるのです。

例えば、現地の語学学校に通うのであれば、その費用が分かるパンフレットなどが必要になります。

そして、借りられるお金は基本的に必要最低限の額だけです。

一万円単位や十万円単位で融資額が決まるため、その兼ね合いで必要な額ぴったりにはなりませんが、年の為と思っても、資金使途が確認できない費用は借りられません。

少し不便なようにも思えますが、金融機関側としてはお金の使い道がはっきりとしていて貸し倒れのリスクが低いため、カードローンよりも低い金利で融資できます。

目的型ローンとカードローンの違いとは?

目的型ローンとは、住宅ローンや自動車ローンのように「◯◯ローン」と名前がつくものをいいます。

カードローンとの違いは商品ごとにお金の使い道がはっきりと定められていることです。

自動車ローンであれば、車両の購入費用以外に利用することはできません。

また、目的型ローンと同じようにお金の使い道を確認できる書類の提出も必要になります。

ただし、どのような目的で利用できるかは商品によっても異なるので注意してください。

例えば、一般的に自動車ローンと呼ばれるものであっても、新車の購入費用にだけ利用できるものもあれば、中古車の購入、オプションの費用、車検・整備にかかる費用、修理費用、免許の取得にかかる費用にまで幅広く利用できるものもあります。

目的型ローンの特徴は、むしろフリーローン(多目的ローン)に近く、カードローンよりも低い金利で借り入れができるケースが多いです。

②繰り返しの借り入れができる

カードローンは一回の契約だけで、何回でも借り入れをすることができます。

先ほど登場したフリーローンや目的型ローンは、必要な金額を申告して、契約した後にその額が一括で融資されます。

そのため、再度、お金が必要になったときは、新たにローンを申し込まないといけないのです。

一方、カードローンの場合、利用限度額の範囲であれば繰り返し借り入れできます。

例えば、100万円の利用限度額でカードローンを契約したとしましょう。

その場合、契約直後に借りられる最大額は100万円です。

契約をしても絶対に借り入れしないといけないわけではないので、一切借り入れをしなくても問題ないですし、1万円だけ借りても、100万円をいっきに借りても良いです。

100万円を借りたなら、利用限度額をすべて使い切ったため、追加で借りることはできません。

次に借り入れをするためには、返済をして借り入れできる枠を作る必要があります。

100万円を借りている状態で、10万円を返済したとしましょう。

そうすると、借入残高が90万円に減り、借り入れできる枠が10万円分戻るのです。

また、100万円の利用限度額で1万円だけを借りた場合、借入残高は1万円で、借り入れできる枠は99万円あります。

そのため、99万円までであれば好きなタイミングで追加の借り入れが可能です。

増額によって借りられる枠を増やすこともできる

カードローンには2つの限度額があります。

1つは商品自体の限度額で、もう1つは審査で決まる利用限度額(極度額)です

利用限度額は、商品ごとに定められている最低限度額から、商品自体の最大限度額の間で決定されます。

最低限度額は消費者金融では1万円、銀行カードローンでは10万円としているところが多いです。

カードローンは申し込みをした後の審査で利用限度額が決まりますが、この額は契約中ずっと固定ではありません。

増額の申し込みをすることで、今の契約内容を見直してくれるため、申請が認められれば利用限度額を増やすことができます。

利用限度額はカードローンの返済に遅れが出たり、年収が下がり返済能力が低くなったりすると引き下げられるケースもあります。

最悪の場合、利用停止となり借りられる枠が0円になることもあるので注意してください。

借り入れをしなければ一切利息は発生しない

カードローンは利用限度額までなら繰り返し借り入れできますが、借入残高が0円の状態であれば利息は一切発生しません。

カードローンには年会費などもかからないため、契約していても借り入れをしなければ負担は0なのです。

そのため、すぐお金が必要というケースでなくても、万が一の場合のお守りとして契約することもできます。

先ほど説明したフリーローンや目的型ローンではそういうわけにはいきませんから、このような契約ができるのはカードローンならではでしょう。

資金使途が自由で、好きなタイミングで借り入れができるカードローンのメリットだといえます。

③即日融資にも対応している

あらかじめいつ、いくら必要になるかが分かっていれば計画的に資金を貯めることもできますが、生活をしているとそうはいかないケースも多いですよね。

例えば、どうしても欲しい商品があって早く購入しないと売り切れてしまう、クレジットカードの引き落としに口座残高が足りないことに気がついた、といったようなケースです。

一刻も早くお金が必要だというときでも、カードローンであれば即日融資が受けられます。

つまり、申し込みをしたその日のうちにお金を借りられるのです。

中には、申し込みから融資まで最短60分というカードローンもあり、急いでいる人には最適のローンなのです。

即日融資を受けたいなら消費者金融のカードローン

記事の冒頭でカードローンを扱う金融機関には、消費者金融、銀行、信販会社の3種類があるといいました。もし即日融資を受けたいなら消費者金融のカードローンを選びましょう。

銀行カードローンは業界のルールで即日融資ができず、信販会社も即日融資ができない会社が多いです。

消費者金融であれば、最短30分審査というカードローン会社も多く、即日融資の可能性は高いです。

ただし、各社、審査を開始してくれる時間帯が決まっています。

夜間、早朝の申し込みは翌営業日の審査開始となり、即日融資を受けたい場合、夜7時〜8時くらいがタイムリミットになります。

また、審査状況によってもすぐ契約できないケースもあるので、できるだけ早い時間帯に申し込みをするようにしてください

カードローンは近くのATMだけでなく、振込融資にも対応

お金を借りるというと銀行に来店し契約書を交わして、融資金額を受け取るというイメージが強いかもしれません。

しかし、カードローンで融資を受ける場合、いちいち来店する必要はありません。

契約時に発行されたローンカードを最寄りの銀行ATMや提携ATMに挿入すれば、キャッシュカードで口座から現金を引き出すように借り入れができます。

消費者金融や銀行では自社のATMを持っていることも多いですが、提携ATMもあるため、他の金融機関やコンビニに設置してあるATMでも借りられるでしょう。

具体的な提携ATMはカードローンによって異なりますが、店舗数が多く、24時間営業のコンビニATMでも利用できる点は大きなメリットです。

また、最近ではほとんどのカードローンで銀行振込による融資も受けられます。

あらかじめ自分名義の銀行口座を登録しておくことで、ネット(パソコンやスマホ)、電話などから入金を依頼できるのです。

中には24時間いつでも即時入金してくれるケースもあり、わざわざ近くのATMまでいかなくてもお金を口座に用意できます。

④少額から高額な借り入れにも対応している

カードローンは個人向けの少額ローンという印象が強いですが、かなり大きな額まで対応できます。

中小規模の消費者金融では数十万円までということもありますが、大手のカードローンであれば数百万円は当たり前で、中には1,000万円以上の融資にも対応できる商品もあるのです。

大手カードローンの限度額

カードローン 限度額
住信SBIネット銀行 Mr.カードローン ※1 10万円〜1,200万円
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング 10万円〜1,000万円
三井住友銀行カードローン 10万円〜800万円
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 10万円〜800万円
みずほ銀行カードローン 10万円〜800万円
アイフル 1万円〜800万円
アコム 1万円〜800万円
SMBCモビット 1万円〜800万円
オリックス・クレジット 「VIPローンカード」 30万円〜800万円
三井住友カード ゴールドローン 50万円〜700万円
プロミス 1万円〜500万円
レイクALSA 1万円〜500万円
ノーローン 1万円〜300万円

※1 1,000万円超の限度額は、SBI証券口座保有登録済、もしくは住信SBIネット銀行が取り扱う住宅ローンの残高がある方が対象になります。

少額借入を希望するなら最低契約額が低いカードローンを選ぶ

利用限度額が高額でも借りなければ利息が発生しないなら、できるだけ高い限度額で契約したいと思うかもしれません。

しかし、希望する限度額が上がると審査のハードルも一緒に上がります。

そのため、カードローンは必要最低限の額で申し込みをするというのが基本です。

上に記載したカードローン限度額を見ると少数ですが最低限度額が30万円や50万円というものがあります。

このような契約できる最低額が高めに設定されているカードローンの審査は厳しい傾向にあるので、はじめてお金を借りる方には向いていないでしょう。

カードローンを選ぶときは最大でいくら借りられるかだけでなく、最低いくらから契約できるのかもチェックしてみてください。

消費者金融では年収の3分の1超を借りられない

消費者金融や信販会社のカードローンでお金を借りる場合、年収の3分の1までが限度額になります。

消費者金融と信販会社は貸金業者に該当するため、貸金業法の総量規制の対象です。

返済能力を超えた借り入れを防止するため、法律によって年収の3分の1までという限度額が決められています。

実際にカードローンで借りられる金額は審査次第ですが、年収の3分の1を超えることはありません。

⑤面倒な書類の準備や手続きがいらない

カードローンの契約には担保や保証人は不要です。

申込者本人が働いていて収入があるなら、面倒な書類や手続きなく申し込みができます。

住宅ローンなど融資額が高額なローンを組むためには様々な書類を準備して、契約手続きに長い時間をかけてというのが普通ですが、カードローンは申し込みをしようと決めたその日に契約まで完了できます。

お金を借りるためには面倒な手続きが必要だと思っている人も多いかもしれませんが、カードローンであれば比較的、簡単に申し込みが可能なのです。

カードローンの契約で必要な書類は2つ

ほとんどのカードローンはインターネット申し込みに対応しているので、申込書を記入する必要もありません。

提出する書類は次の2つくらいで、場合によっては本人確認書類1枚でも大丈夫です。

【カードローンの必要書類】
・本人確認書類
・収入証明書

全員必須になるのが本人確認書類です。

カードローンの申し込みをするにあたっては絶対に必要なので、運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなどを準備しておきましょう。

健康保険証も利用できますが、顔写真がないため、別途もう1枚、住民票や公共料金の領収書などの提出を求められることも多いです。

また、収入証明書については、消費者金融の場合、利用限度額が50万円を超える場合に必須になります。

銀行カードローンは各社でルールを決めていますが、消費者金融と同様に50万円超で必要になることが多いです。

収入証明書は源泉徴収票、確定申告書、給与明細書などが利用できるので、提出が必要な人はそれらも準備してください。

いずれの書類も手元にあるようなものなので、スマホのカメラで撮影して、審査の途中で送られてくる書類提出用のURLから簡単に提出できます。

保証人が不要だから他人にバレるリスクが低い

カードローンに申し込みには保証人が不要なので、保証人になってくれる人を探す必要もなければ、お金が必要だと第三者に知られることもありません。

お金の問題は家族にも相談しにくいですから、自分ひとりで申し込みができるのはメリットになるでしょう。

ただし、保証人や担保がいらない分、自分自身に安定した収入がないと審査通過は難しいです。

カードローンは便利な反面、保証人をつけたり、担保を入れたりしても良いから融資を受けたいという人には向きません。

⑥毎月の返済額が低いので無理なく支払える

カードローンでお金を借りるときの心配事の1つとして返済をあげる人も多いです。

「カードローン=怖い」というイメージがあるため、もし返済できなかったらどうなってしまうのだろうと不安を感じている人もいると思います。

ただ、カードローンの返済は無理のないように毎月の支払い額を抑えたリボ払いが通常です。

リボ払いでは毎月の返済額が一定になり、借入残高が増えても毎月の負担はいっきに増えないような仕組みになっています。

毎月の返済額は各社の返済方式(返済額を決めるルールのこと)によって違いますが、借入残高を基準として段階的に増減していくケースが多いです。

例として、借入残高が10万円、30万円、50万円の場合で、大手カードローンの毎月の返済額を見てみましょう。

大手カードローンの毎月の返済額

カードローン 10万円 30万円 50万円
アイフル※1 4,000円 13,000円 13,000円
アコム 5,000円 ※2 11,000円 ※2 15,000円 ※3
プロミス 4,000円 13,000円 13,000円
SMBCモビット 4,000円 13,000円 13,000円
三井住友銀行カードローン 2,000円 6,000円 10,000円
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 ※4 2,000円 6,000円 10,000円
みずほ銀行カードローン 2,000円 6,000円 10,000円
※5 None None

※1 毎月指定日に返済をする約定日制の場合です。 ※2 利用限度額が30万円以下の場合です。 ※3 利用限度額が30万円超、100万円以下の場合です。 ※4 適用金利が8.1%超の場合です。 ※5 利用限度額が200万円未満の場合です。

借入残高が10万円だと月数千円の返済で良いため、無理なく返済できるでしょう。

たとえ借入残高が50万円でも、毎月10,000円〜15,000円の支払いで済みます。

カードローンの返済方法は複数から選べる

カードローンの返済方法はいくつか用意されており、自分自身で好きな方法を選択できる場合が多いです。

例えば、次のような返済方法があります。

【カードローンの返済方法】

・ATMからの返済

・銀行振込による返済

・インターネットバンキングでの返済

・口座振替による返済

・店頭窓口での返済

・コンビニのマルチメディア端末での返済

カードローンの中には口座振替が必須で、追加で返済したいときはATMやネットバンキングも利用できるというケースもあります。

その場合には口座振替の登録が必要になりますが、ローンカードを利用すれば家や職場の近くの銀行やコンビニのATMから簡単に返済可能です。

わざわざATMへ行くのが面倒だという人は、口座振替の登録をするか、もしくはインターネットバンキングを登録しておくと良いでしょう。

ネットバンキングなら24時間いつでも、パソコンやスマホから返済できます。

カードローンは延滞しても怖い取り立てはない

カードローンに怖いイメージがあるのは、テレビに出てくる闇金のせいでしょう。

実際に、自宅や職場に職員が訪問するということはほぼなく、もちろん、暴力を振るったり、脅されたりということもありません。

そのような行為は犯罪なので、行政処分の対象になり営業停止も十分に考えられます。

たとえカードローンの返済に遅れてしまっても怖い取り立てはないのです。

ただし、延滞が続き、返済の見込みがないと金融機関が判断すると、法的手続きによって債権を回収しようとします。

つまり、裁判を起こして貸したお金を返してもらおうとするのです。

延滞しなければこのような事態にはならないので、ルールを守って借り入れをするなら大丈夫です。

⑦一定期間、利息0円で借り入れができるケースもある

カードローンの中には無利息サービスを提供している会社もあります。

契約後の一定期間は、名前の通り利息0円でお金を借りることが可能です。

無利息期間の条件は各社異なりますが、大手カードローンでは次のようになっています。

大手カードローンの無利息期間

カードローン 無利息期間の条件
アイフル 契約日の翌日から30日間利息0円 ・アイフルとはじめて契約する方
アコム 契約日の翌日から30日間利息0円 ・アコムとはじめて契約する方 ・返済期日「35日ごと」で契約すること
プロミス 初回借入日の翌日から30日間利息0円 ・プロミスとはじめて契約する方 ・申し込み時にメールアドレスとWeb明細を登録すること
レイクALSA※1 ①契約日の翌日から60日間利息0円(Web申し込み限定) ・レイクALSAとはじめて契約する方 ・契約額が1〜200万円であること ②契約日の翌日から、借入金額のうち5万円まで180日間利息0円 ・レイクALSAとはじめて契約する方 ・契約額が1〜200万円であること

※ 各社の無担保キャッシング商品が対象で、その他のローンなどは対象外です。 ※1 無利息期間終了後は通常の金利が適用されます。また、②は5万円を超過した分については通常の金利が適用されます。Web以外で申し込みをした場合には「30日間無利息」、「5万円まで180日間無利息」、契約額が200万円を超えた場合には「30日間無利息」を選択できます。それぞれの無利息期間を併用することはできません。

無利息期間のサービスがあるのは主に消費者金融のカードローンです。

銀行や信販会社のカードローンでも一部の会社では無利息期間がありますが、かなり少数になります。

無利息期間でお金を借りるなら上記のような消費者金融のカードローンを選びましょう。

無利息期間は「いつから」、「いつまで」なのかをチェック

無利息期間を比較するときはサービスが「いつから」、「いつまで」なのかをチェックしましょう。

「いつまで」は多くの人がチェックすると思いますが、意外と見落としがちなのが「いつから」です。

多いのは初回契約の翌日からですが、中には初回借入の翌日からというものもあります。

すぐに借り入れをする人なら差はないですが、契約してから借り入れまで期間が空くという人は「初回借入の翌日から」の方が使いやすいでしょう。

無利息期間中に完済すれば利息は完全に0円

中には無利息期間中に全額を返済したいと思う人もいるでしょう。

もちろん、このような使い方もできます。

無利息期間中は返済できないということはなく、期間内に全額を返済すれば利息は発生しないため、借りた額だけを返せば良いのです。

少額の利用であれば次の給料日やボーナスなどを活用して完済することをおすすめします。

また、全額を返せない場合でも、無利息期間中に少しでも多く返済しておくとそれ以降の支払いが楽になるでしょう。

カードローンのデメリット

カードローンにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

どのようなデメリットがあるのかを知っておくとカードローンをもっと便利に利用できるでしょう。

①ローン商品の中では金利が高め

ローンには様々な商品がありますが、その中でもカードローンの金利は比較的高めです。

ローンの利息は利息制限法という法律で上限が決められています。

そのため、年20.0%を超えることはありませんが、消費者金融では年18.0%の金利が多いのでかなり上限に近いのです。

中小規模の消費者金融だと年20.0%という会社も多く、利息を考えると少し負担が大きいので注意しましょう。

カードローンの1ヶ月の利息を計算してみました。

カードローンでお金を借りたときの1ヶ月の利息

借入額 年20.0% 年18.0%
10万円 1,643円 1,479円
30万円 4,931円 4,438円
50万円 8,219円 7,397円
100万円 16,438円 14,794円

カードローンは比較的、少額の借り入れに利用するケースが多いですが、数十万円の借り入れでも上記のような利息が発生するのです。

カードローンは利用限度額が大きくなると、金利は下がる傾向にあります。

そのため、数百万円という限度額で契約ができれば一桁台の金利も現実的ですが、他のローンと比較すると金利が高めになるケースが多いです。各社の公式サイトでは毎月の返済額や最終的な返済総額を計算できる返済シミュレーションを利用できます。

借り入れをする前に返済シミュレーションを利用してみてください。

②リボ払いは返済が長期化し、返済総額が増えやすい

カードローンのメリットとして毎月の負担が小さいことをあげました。

しかし、毎月少しずつ返済していくということは、返済が長期化しやすく、結果として返済総額も増えてしまいます。

例えば、10万円を金利18.0%(実質年率)で借りて、1年間で完済する場合を考えてみましょう。

この場合、毎月9,167円(最終回のみ9,174円)の支払いをすることになり、最終的な返済総額は110,001円(利息は10,001円)となります。

一方、リボ払いの最低返済額を4,000円と仮定した場合、毎月4,000円(最終回のみ2,260円)の支払いを行い、最終的な返済総額は126,260円(利息は26,260円)となるのです。

完済までの目標期間を決めて返済できれば良いですが、毎月の最低額だけをずっと返済し続けていくとなかなか完済できず、利息の負担が大きくなります。

それぞれの返済額、返済回数などを表にまとめました。

10万円を1年間で完済する場合と最低返済額で完済する場合の比較

None 10万円を1年間で完済する場合 10万円を最低返済額で完済する場合
毎月の返済額 (最終回) 9,167円 (9,174円) 4,000円 (2,260円)
返済回数 12回 32回
利息の合計 10,001円 26,260円
返済総額 110,001円 126,260円

上の表から毎月の支払い額が少ないということは、必ずしもメリットではないと分かるでしょう。

③便利であるかゆえに、借りすぎてしまう危険性がある

カードローンは利用目的が問われず、繰り返しの借り入れができます。

さらに、リボ払いのおかげで毎月の負担が小さいため非常に便利なローン商品です。

しかし、この便利さのせいでついつい借りすぎてしまうというリスクはあるでしょう。

必要なお金しか借りないという意識があれば良いですが、本来なら必要がなかったお金までもカードローンを契約していると借りてしまうということがあります。

カードローンを利用するときにもっとも注意したいのが、この借り過ぎです。

カードローンのデメリットとして金利の高さとリボ払いによる返済の長期化をあげましたが、油断して借りすぎてしまうと、何か出費が重なったときや、転職・離職などで収入が減ったときなどに返済が難しくなります。

カードローンの審査では金融機関が返済能力を超えない範囲かどうかを調査した上で利用限度額を決めます。

ですが、返済計画を立てたり、定期的に返済を見直したりは自分で行わないといけません。

先ほども紹介した返済シミュレーションを活用して無理なく返済できるようにしましょう。

④金融機関によってはカードローンの利用をマイナス評価する場合がある

カードローンだけでなくローンやクレジットカードの契約・利用は信用情報に載ります。基本的に信用情報に登録されること自体はデメリットではありません。

しかし、信用情報に登録されている内容をどのように評価するかは金融機関次第です。

カードローンはローンの中でも金利が高めなので、一部の銀行ではカードローンを契約していると「お金に困っているのかな?」と考える場合もあります。

無理のない範囲で借り入れをしていれば大丈夫でしょうが、借入残高が多い状態で他のローン審査を受けるときは注意してください。

特に融資額が大きく審査が厳しいといわれる住宅ローンなどには要注意です。

⑤本人に収入がない専業主婦は融資が受けられない

カードローンは担保や保証人が不要なので、自分自身に収入がないと申し込みできません。

中でも消費者金融や信販会社などの貸金業者は貸金業法という法律の総量規制の対象になります。

これによって借りられる額は最大でも年収の3分の1までに制限されるため、そもそも年収がない人は一切借り入れができないのです。

例えば、申し込みの時点で無職の人、専業主婦の人などは融資対象から外れてしまいます。

申込者の収入については収入証明書や在籍確認(勤め先に電話を入れ、本当に働いているかを確かめること)で確認が取られます。

嘘の年収を申告してもバレてしまいますし、虚偽の申し込みだと分かれば審査に通ることはなく、さらに要注意人物に指定されれば今後も利用できなくなるでしょう。

カードローンのデメリットが気になる方に知ってほしい対策

カードローンにはデメリットもありますが、工夫次第でそのデメリットをなくしたり、小さくしたりはできます。

適切な対策を知って安全にカードローンを利用してください。

①銀行カードローンなど低金利なカードローンも存在する

カードローンの金利は比較的高めではありますが、消費者金融に比べて銀行カードローンは低金利な傾向にあります。

消費者金融では年18.0%の金利が多いのに対して、銀行カードローンであれば年15.0%以下が多いです。

消費者金融と銀行カードローンの金利比較(1ヶ月)

借入額 年18.0% 年15.0% 利息の差
10万円 1,479円 1,232円 247円
30万円 4,438円 3,698円 740円
50万円 7,397円 6,164円 1,233円
100万円 14,794円 12,328円 2,466円

先ほどと同じように1ヶ月の借り入れで発生する利息を比較してみましょう。

借入額が10万円、30万円なら1ヶ月の差は数百円で済みますが、50万円、100万円のように高額だと1ヶ月で1,000円、2,000円の差が出るのです。

返済が進めば借入残高が減少するため徐々に発生する利息も減りますが、長期で返済する場合、利息だけでもかなり額を完済までに支払わないといけません。

少額の借り入れは短期で完済しやすいため多少金利が高くても利息の負担は小さくなります。

しかし、50万円を超えるようなケースではできるだけ低金利な銀行カードローンを選びましょう。

②毎月の返済は最低返済額以上であれば好きな額を入金できる

カードローンのリボ払いは返済の長期化を招きやすいです。

しかし、それは最低返済額で支払いを続けた場合なので、毎月の返済額を増やせば問題を解決できます。

カードローンの毎月の返済額は「最低返済額」なので、指定された額以上であれば好きな額を入金することが可能です。

返済額が月4,000円だとしても、6,000円、10,000円と多めに入金できます。

毎月の返済だけだと、返済額の中から元金だけでなく利息にも充当されるため、元金が思ったようには減りません。

5万円を金利18.0%(実質年率)で借りて6ヶ月で完済する場合を見てみましょう。

5万円を6ヶ月で完済する場合の返済の内訳

返済回数 返済額 元金 利息 借入残高
1 8,776円 8,026円 750円 41,974円
2 8,776円 8,147円 629円 33,827円
3 8,776円 8,269円 507円 25,558円
4 8,776円 8,393円 383円 17,165円
5 8,776円 8,519円 257円 8,646円
6 8,775円 8,646円 129円 0円
累計 52,655円 50,000円 2,655円 0円

毎月8,776円(最終回8,775円)の返済ですが、その全額が元金に充当されるというわけではなく、発生している利息の支払いにも充当されます。もし、初回の返済を10,000円と本来の返済予定よりも1,224円多めに支払ったとします。その場合、多めに支払った1,224円は全額、元金に充当されるため、より早く借金を完済できるのです。

口座振替だと最低返済額しか引き落とされないので、できるだけATMやネットバンキングなども活用して多めに返済するよう心がけましょう。

③利用限度額は最低1万円からの契約ができる

カードローンの借り過ぎが気になる人は、必要最低限の額で契約をしましょう。

利用限度額は審査で決まるため、中には思ったよりも高い限度額で契約できるというケースもあります。

しかし、利用限度額が不必要に高いと借り過ぎてしまうこともあるので、たとえ高めの限度額が提示されても、必要最低限の額で契約をしてください。

もちろん、必要な額しか借りないという強い意識があれば良いですが、借り過ぎが心配な人は限度額自体を少額にしておく方が安心です。

消費者金融では1万円から、銀行カードローンは10万円から契約できる会社が多いので、本当に必要な額だけの契約にしましょう。

また、最近ではスマホの公式アプリがあるカードローンも多いです。

アプリを利用すれば借入残高、次回の返済額、利息額などを簡単にチェックできます。

頻繁に借り入れをする人は特に定期的に利用状況を確認して、借り過ぎていないかをチェックしてください。

④不要なカードローンは解約すればローン審査への影響なし

カードローンを使っている場合、契約内容や利用状況が信用情報機関に登録されます。

住宅ローン審査などへの影響を心配するなら、他のローン審査を受ける前にカードローンを解約すると良いでしょう。

カードローンは借入残高が0円でも、利用限度額までなら自由に借り入れができるため、契約しているだけでもローン審査に影響が出る場合があります。

そのため、全額返済をした後、解約の手続きまで行うと良いでしょう。

数年間は契約があったことを信用情報から確認できますが、解約済みであることも分かるので大きな影響はないと考えられます。

カードローンの場合、借りていなくても影響が出てしまうケースがあるということを覚えておいてください。

⑤一部の銀行カードローンでは専業主婦への融資もしている

消費者金融のような貸金業者のカードローンでは専業主婦が借り入れをすることはできません。

一方、銀行カードローンの場合、一部の商品であれば配偶者に安定収入があることを条件に申し込みできます。

銀行カードローンなら配偶者の承諾は必要なく、自分自身だけで申し込みが可能です。

利用できる限度額は通常よりも低く制限されるケースは多いですが、専業主婦が配偶者にバレずに借り入れをするなら銀行カードローンを検討しましょう。

また、一部の消費者金融や信販会社では「配偶者貸付」という商品を取り扱っています。

これは夫婦の合計年収の3分1までの借り入れができる特別な商品です。

配偶者の同意、配偶者の収入が分かる書類などが必要なのでバレずにお金を借りることはできませんが、どうしてもという方はあわせて検討してください。

カードローンの利用をおすすめできない人

最後にカードローンのデメリットを踏まえて、利用をおすすめできない人について説明していきます。

場合によってはカードローンよりも良い条件で借り入れができるケースもあります。

数百万円という規模での融資を考えている人

カードローンは数百万円という規模の融資にも対応していますが、基本的には少額融資向けの商品です。

金利が高めということもあるので、数百万円という高額融資を考えている人は別のローンを組んだ方が良いでしょう。

どのようなローンがあるのか分からないという人は、銀行などで相談してみても良いと思います。

ローンの種類によっては用意する書類が多かったり、審査に時間がかかったりしますが、返済の負担を小さくするためにも融資スピードではなく、金利を重視してください。

お金の使い道が1つに決まっている人

お金の使い道が1つで明確に決まっているという場合には、カードローンではなく目的型ローンの方が低い金利で借りられます。

金利が一桁台のローンも多く、高額な借り入れになると3.0%前後で契約できるケースもあるのです。

目的型ローンも商品によって貸付条件が異なります。

目的型ローンにはデンタルローンやトラベルローン、ブライダルローンなど様々な種類がありますが、銀行によって取り扱っている商品が違うので普段利用している銀行で相談したり、インターネットで調べてみたりしてください。

カードローンとは違った特徴があるので、商品内容を十分に確認した上で申し込みをしましょう。

仕事や生活が不安定で返済に不安がある人

カードローンの金利は高めで、借り過ぎてしまうリスクがあることも考えると、仕事や生活が不安定で返済に不安がある人は利用しない方が良いでしょう。

返済能力を超えないかは金融機関が審査をしますが、自分自身で収入の状況を把握することも重要です。

延滞してしまうと信用情報に傷がつき、他のローン審査にも影響が出ます。

2ヶ月〜3ヶ月以上の長期延滞になると、最低でも5年間はローンを組んだり、クレジットカードを契約したりするのが難しくなります。

また、働いても最低限の生活ができない、働けない状況にあるという人は、民間の金融機関ではなく、公的な支援制度、貸付制度が利用できる場合があります。

公的な制度は利益を出すことが目的ではないためとても低い金利で借り入れができ、場合によっては無利子ということもあるのです。

加えて、条件を満たせば毎月一定額の援助が受けられることもあるので、住んでいる地域の社会福祉事務所に相談してみると良いでしょう。

【まとめ】カードローンは利便性が高くて申し込みも簡単!ただし、借り過ぎには要注意

カードローンのメリット・デメリットについて詳しく説明してきました。

カードローンの最大の特徴は、資金使途が原則自由で、利用限度額までなら繰り返し借り入れができるという利便性の高さでしょう。

ネットから申し込みができ、運転免許証だけでも手続き可能なので、多くのローン商品の中でも手軽に利用できます。

一方、便利さだけに気を取られて、返済について十分に理解しないまま利用するのは危険です。

カードローンの金利が高めな点はデメリットになるので、借り過ぎないように注意してください。

カードローンのデメリットを把握した上で利用すれば安心ですし、利用目的によっては別のローン商品を検討しても良いでしょう。

メリットだけでなく、デメリットについても理解して、安全で便利にカードローンを利用してください。