最終更新日:2019年05月09日

カードローンの返済方法を解説!返済の種類やコツから遅延したときの対処法まで教えます

カードローンを利用するのに返済方法や返済額についてきちんと理解していない方は多いです。

なぜなら申し込む際、返済のことをよく考えずに申し込んでしまうケースがほとんどだからです。

そのため、いざ返済となったときに困ってしまうのです。

今回は、カードローンの返済方法や返済の種類、利息を減らすコツ、返済が遅れてしまったときのリスクや対処法など、カードローンの返済について詳しく解説します。

カードローンの返済方法は2種類

カードローンの返済方法は2種類あります。
約定返済
随時返済(随時返済)

これらの返済方法をうまく組み合わせることで、効率よく返済していくことができるようになります。

約定返済

カードローンの基本の返済となるのが「約定返済」です。

毎月決められた日のことを約定返済日と言い、その日に一定金額を返済する方法です。

どのカードローン会社でも、返済方法は約定返済が基本となっています。

約定返済の支払い方法は、口座引落しかATMから返済するのが一般的です。

約定返済日はカードローン会社によって異なり、いくつかの候補から選べたり、35日周期で返済するなど毎月一定日ではない方法で返済するケースもあります。

随時返済(繰り上げ返済)

随時返済とは、約定返済とは別に自分のタイミングで返済する方法で繰り上げ返済とも言います。

臨時収入やボーナスなどでお金に余裕ができたときに任意の金額を返済します。

約定返済では、返済金額は元金と利息分充てられるので、利息が多いと元金はなかなか減りません。

しかし、随時返済は支払った分がすべて元金に充てることができます。

利息は元金に対して発生するので、元金を減らせばその後の利息を減らすことができるのです。

約定返済しつつ、お金に余裕があるときは随時返済することで効率よく元金を減らすことが可能です。

随時返済をうまく取り入れることで、当初予定していた支払総額よりも少ない金額で完済することができます。

【随時返済と約定返済は別もの】

随時返済したからと言って約定返済を前倒しにすることはできません。

随時返済しても、毎月の約定返済は必ずやってきます。

カードローンの返済は約定返済が基本

カードローンの返済は約定返済が基本となり、随時返済はお金に余裕があるときだけに行うようにしましょう。

約定返済と随時返済をうまく組み合わせて行うことで、効率よく返済でき利息を節約できるということは覚えておきましょう。

カードローン返済額の仕組みと返済額の決まり方

カードローンの返済額の仕組みと返済額の決まり方について見ていきましょう。

カードローンの返済はリボ払いが主流

多くのカードローンは返済方式はリボ払いが主流です。

リボ払いにもいくつか種類がありますが、基本は毎月決まった金額(元金or元利)を返済していき、そこにカードローンの返済用にアレンジされている形となっています。

カードローンの公式ホームページで返済方法について見ると・・・

「元利定額リボルビング方式」

「定率リボルビング方式」

などなど、難しい言葉で説明されていますが、先程も言ったように基本は毎月決まった金額を払っていくリボ払い方式だと考えてください。

さらに返済方式については「残高スライド」「元利or元金」「定率リボor定額リボ」の3つに分けて考えると理解しやすくなります。

例:残高スライド元利定額方式

残高スライド:残高に対し、

元利:元金+利息が、

定額:一定額になるように毎月の返済額が決定する

ということです。

カードローンの返済方式は種類が多いので、それぞれの言葉の意味を理解しておくとわかりやすくなります。

残高スライドとは

まず残高とは返していないお金のことです。

残高スライドとは、毎月返済しなければいけない一定額or一定率が借入残高に応じて変わることを意味します。

たとえば、借入残高が30万円の場合は毎月5,000円ずつ、借入残高が50万円の場合は毎月1万円ずつリボ払いしてくださいというのが残高スライドです。

カードローンは限度額の範囲内で繰り返し借り入れすることができるため、残高が変わってしまうことがあります。

その時々の残高に見合う金額を毎月返済していくために、リボ払いに残高スライドを付けているのです。

残高スライドの「残高」は2種類あります。

消費者金融カードローンに多いのが「借り入れ後の残高」、銀行カードローンに多いのが「返済時の利用残高」です。

借り入れ後の残高

借り入れ後の残高とは、最終借り入れをしたときの残高のことを意味します。

返済していけば残高は減っていきますが、追加借り入れをしない限りは毎月の返済金額は変わりません。

返済時の利用残高

返済時の利用残高は、返済するときの残高に応じて返済金額が決まります。

返済していって残高が減った場合、追加借り入れして残高が増えた場合、どちらの場合でも返済金額が変わることがあります。

たとえば、三井住友銀行カードローンの場合、返済時における残高が「2,000円~100,000円」の場合の返済金額は2,000円ですが、残高が「100,001円~200,000円」の場合の返済金額は4,000円になります。

元利or元金

カードローンのリボ払いの名称には「元利方式」「元金方式」がついていますが、何のことかご存知でしょうか?

たとえば、毎月2万円のリボ払いで返済するとなったとき、この2万円に「利息を含んでいるのか?含んでいないのか?」の違いです。
・元利方式:返済金額2万円の中に利息が含まれている
・元金方式:返済金額2万円+利息を返済する
利息が4,000円とした場合、元利方式では2万円の中に利息が含まれているので元金返済に充てられるのは16,000円で残りの4,000円は利息に充てられるということです。

一方、元金方式で2万円の場合は実際に支払うのは24,000円です。元金はきっちり2万円分減ります。

定率リボ or定額リボ

定率リボとは、毎月の借入額に関わらず「残高の○%」と決めて返済するといったように割合を固定して支払いする方法です。

定額リボとは、毎月の借入額に関わらず返済額を固定して支払いする方法です。

返済額の内訳は「元金+利息」

毎月返済していく返済額の内訳は「元金+利息」となります。

返済したお金が全て元金の返済に充てられるわけではなく、いくらかは利息支払いにもっていかれます。

たとえば、50万円を金利18.0%で借りて返済額が15,000円の元金と利息の内訳は次のとおり。

利息分:7,397円
元金分:7,603円

利用者は15,000円返済したという気になりますが、実際には元金は半分以下の7,600円弱しか減りません。

元金が減っていけば、次回の利息支払い分は少なくなります。

ただ、利息分が多く元金に充てられる分が少ないため元金の減りは遅くなります。

ちなみに上記のペースで返済していくと完済するまでに47ヶ月(3年11ヶ月)もかかります。

約定返済額だけの返済では完済するまでに時間がかかるということは理解しておきましょう。

なるべく早く完済したいなら、繰り上げ返済するようにしてください。

カードローン返済額の支払い方法

カードローン返済額の支払い方法は主に次の6種類です。

  • 口座自動引き落し
  • ATM返済
  • インターネット返済
  • コンビニ端末
  • 銀行振り込み
  • 店頭窓口

ただし、利用するカードローンによっては支払い方法が口座引落のみ、ATM返済のみなど限定されているのでよく確認してから返済するようにしましょう。

どの返済方法が良いのか迷う方は、口座自動引き落としがおすすめです。

口座自動引き落としは、返済日に自動で返済してくれますし手数料は無料です。

ATM返済はカードローン会社設置のATMなら手数料無料になることもありますが、利用する時間帯によっては有料になります。またコンビニATMでは多くのカードローンが手数料かかります。

カードローンは、完済するまでに3年程度かかるのが一般的です。

長い目で見れば、1回100円~200円の手数料でも完済するときまでにはかなり膨らみます。

約定返済は手数料無料で支払える方法を選択するのが良いでしょう。

カードローンは返済シミュレーションで計画的に

カードローンの返済は無理なく行うことが大切です。

自分にあった返済はあらかじめ返済計画を立てることが一番です。
・毎月2万円返済していくと完済するのにどれぐらいの期間が必要なのか
・3年で完済するには毎月いくら返済していけばいいのか

このようなことがわかると無理なく返済していくことができます。

利息額の計算方法

カードローンの利息は以下の式で求めることができます。

利息=借入金額×実質年率÷365日×借り入れ日数

カードローンの金利は年利で表示されているので、借入額×年利で計算することで1年間お金を借りた場合の利息額がわかります。

例:50万円×18.0%=90,000円

50万円を1年間借りた場合の利息は9万円ですが、カードローンでは毎月返済していく形となるので利息は日割り計算となります。

そのため上記で紹介した「借入金額×実質年率÷365日×借り入れ日数」で求めます。

たとえば、以下の条件でカードローンを利用した場合の利息を計算してみましょう。

例:借入金額:20万円、実質年率:18.0%、借り入れ日数:30日
20万円×18.0%÷365日×30日=2,958円

20万円を金利18.0%で借りた場合の1ヶ月後の利息は約2,958円です。

利息を含めた返済額は202,958円となります。

このようにカードローンの利息は日割りで計算されます。

利息の計算は返済シュミレーターを利用しよう

利息の計算方法を紹介しましたが、カードローンの返済は基本的に毎月支払っていく形となるため計算方法が異なります。

カードローンの借入残高は、返済していくことで減っていくのでそれに合わせて支払利息も減っていきます。

たとえば、20万円を金利18.0%で12ヶ月間で返済する場合は次のようになります。

支払回数 返済金額 元金 利息 残高
1 19,000 16,042 2,958 183,958
2 19,000 16,279 2,721 167,679
3 19,000 16,520 2,480 151,159
4 19,000 16,764 2,236 134,395
5 19,000 17,012 1,988 117,383
6 19,000 17,264 1,736 100,119
7 19,000 17,519 1,481 82,600
8 19,000 17,778 1,222 64,822
9 19,000 18,041 959 46,781
10 19,000 18,308 692 28,473
11 19,000 18,579 421 9,894
12 10,040 9,894 146 0
219,040 200,000 19,040

これを自分で計算するとなると手間がかかりますが、返済シュミレーターを利用すればあっという間に計算してくれます。

各カードローンの公式サイトにて返済シミュレーションができるツールが用意されているので、ぜひ試してみましょう。

カードローン返済の事例

実際に返済シミュレーションツールを使い毎月の返済金額と完済までにかかる期間をご紹介します。
・借入金額:30万円
・金利:18.0%
・毎月返済可能な金額:15,000円

上記の条件を返済シミュレーションツールで計算した結果、毎月15,000円の返済で完済するのは約2年後(24ヶ月)、合計返済金額は358,314円となりました。

返済金額を+5,000円の20,000円でシミュレーションすると合計返済金額は341,716円で、月々の返済額を5,000円上げたことで利息を17,000円近く抑えることができました。

このように、返済シミュレーションツールを使えば、簡単に返済計画を立てることができます。

毎月の返済金額を増やすことでどれぐらいの利息を節約できるのか?といったことも簡単に知ることができて便利です。

ぜひ、カードローンの返済計画を立てるときはシミュレーションツールを活用しましょう。

カードローンの上手な返済方法

カードローンの上手に返済していくためのコツは3つあります
・手数料無料の支払い方法を選ぶ
・返済日は給料日の翌日または近くに設定する
・繰り上げ返済で元金を減らす

手数料無料の支払い方法を選ぶ

カードローンの返済は、支払い方法が様々で便利ですが手数料には注意が必要です。

ATMで返済される方も多いですが、返済にかかる手数料は100円~200円程度かかります。少額でも毎回手数料がかかるATM返済を利用するとなると負担も大きくなってしまいます。

おすすめは口座自動引落しです。

口座自動引落しなら、手続きさえ済めば手数料無料で支払いできます。

約定返済日までに口座に返済額分の残高を用意しておけば自動的に返済されるので、返済忘れによる遅延を防止できるのも大きなメリットです。

繰り上げ返済で元金を減らす

約定返済で支払ったお金は、まず利息返済に充てられ、残った分が元金返済に充てられます。

返済が長引くほど利息も多く払わないといけず、完済するまでに時間がかかってしまいます。

約定返済額は借入残高に応じて決められていますが、約定返済額以上を返済することも可能です。

普段は無理なく返済していくことが大切ですが、お金に余裕があるときは繰り上げ返済で積極的に元金を減らしていくべきです。

カードローンの返済方法は一括返済がお得?やり方と注意点

カードローンは、毎月決まった金額を返していくのが基本となりますが、借りたお金を一度に全額返すことを一括返済と言います。

一括返済は利息負担を少なくすることができるメリットがあるので、お金に余裕があって一括返済しても家計が苦しくなることはないというならぜひ利用しましょう。

カードローン一括返済のやり方

カードローンの借入残高を一括返済するには、通常の約定返済とは異なる手続きが必要です。

カードローン会社によって一括返済のやり方は異なりますが、多くの場合、電話して一括返済することを伝えるか、会員ページから一括返済の手続きをする必要があります。

カードローン一括返済で注意すべきこと

カードローンの一括返済は、銀行振込、インターネット、ATMなどで行うことができます。

この中で注意したいのがATMによる一括返済です。

カードローン会社設置のATMだと1円単位できっちり返済できることもありますが、コンビニATMでは硬貨の入金はできず1,000円単位での入金となるので多めに払うことになります。

仮に多めに払ってもその場でお釣りはでてきません。

多めに払った場合の対応はカードローン会社によって異なりますが、振込みか店頭窓口で返金してもらうことができます。

カードローンの返済が遅れるとどうなる?返済不能時の対応

カードローン返済のトラブルで一番多いのが「期日までに返済できなかった」というケースです。

返済遅れになってからすぐに支払いすれば問題ないですが、支払いも連絡もしないと取り返しの付かないことになる恐れがあります。

返済遅れの状態が続くと、カードローン会社は次のように段階を踏んで催促をしてきます。

  1. 催促の電話をかける
  2. 自宅に督促状を送る
  3. 全額一括返済の請求
  4. 給料の差し押さえ

返済しないでいるとカードローン会社から連絡が必ず入りますが、無視し続けていると催促はエスカレートし、最終的には法に則り給料を差し押さえられてしまいます。

また、返済が遅れると遅延損害金を払わなければいけなくなり、1日毎に増えていきます。

もし、返済が遅れそうという方、すでに返済が遅れているという方はカードローン会社に早めに連絡して解消するようにしてください。

まとめ

カードローンは、毎月約定返済日までに決められた金額を支払っていけばひとまずOKですが、それだけでは元金はなかなか減りません。

お金に余裕があるときは繰り上げ返済で元金を減らせば利息を少なくすることができます。

無理なく計画的返済していくためにも、借りる前にきちんと計画をたてることが大切です。各カードローン会社では、簡単に返済シミュレーションできる計算ツールがあるので利用するといいでしょう。

返済金額の支払い方法は様々あり、自分にあった方法で払っていくことも大切ですが、できるだけ手数料がかからない方法で返済していけば無駄な出費を抑えられます。